連載 水を伝える

日本水道新聞社は2024年で創業70周年を迎えました。本連載では、約70年間にわたる当社の報道について、日本水道新聞、日本下水道新聞の過去の紙面を通じて、印象的な出来事を回顧していきます。70周年という節目を迎えるに当たり、創刊号からこれまでの紙面を振り返ることで、読者の皆さまに当社の報道を通じた上下水道史を伝えるとともに、われわれも歴史の教訓から学び、次の10年に向けて、新たな一歩を踏み出すきっかけとしたいと考えています。

第30回 下水道使用料2000円台に 汚水管理費の53%

平成09年_07月7日 日本下水道新聞_第1389号

2023年9月8日

建設省はこのほど、平成七年度の全国の下水道の維持管理状況をまとめた。それによると、下水道使用料の水準を一般家庭が一ヵ月二十立方㍍使用した場合でみると、全国平均は二千五十二円(六年度一千九百九十八円)で初めて二千円の大台に乗った。これは上水道料金(二十立方㍍/月)の平均二千八百二十円の七二・八%に相当する。汚水に係る下水道管理費に対する使用料の割合は五三・一%で、これは汚水に係る維持管理費の一〇〇%と、汚水に係る元利償還費の二七・九%に相当し、残りは一般会計繰入金でまかなわれている。同省では「下水道財政の健全化のため、使用料収入で早期に維持管理費を一〇〇%回収し、さらに資本費の回収も図れるよう努力する必要がある」としている。(原文ママ)

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