連載 水を伝える

日本水道新聞社は2024年で創業70周年を迎えます。本連載では、約70年間にわたる当社の報道について、日本水道新聞、日本下水道新聞の過去の紙面を通じて、印象的な出来事を回顧していきます。70周年という節目を迎えるに当たり、創刊号からこれまでの紙面を振り返ることで、読者の皆さまに当社の報道を通じた上下水道史を伝えるとともに、われわれも歴史の教訓から学び、次の10年に向けて、新たな一歩を踏み出すきっかけとしたいと考えています。

第41回 両毛市が協定締結 県を越えて災害応援

昭和58年_07月04日 日本水道新聞_第2409号

2024年2月16日

昭和58年7月、群馬県の3市と栃木県2市が災害協定を結び、末端配水管を連結しました。これは当時、画期的な出来事として報道されました。

群馬県の桐生・太田・館林の三市と、栃木県の足利・佐野の二市――両毛五市間で、昨年来から協議を進めていた水道災害相互応援に関する協定がほぼまとまり、二十九日、足利市に五市長が一堂に介し協定書に調印、七月一日から施行された。 近接五市の災害援助協定は、地域的に同時に罹災する可能性もあってその効果の点において危惧される面がないではないが、これら両毛五市は昔から織物を中心とした一つの経済圏として、ともに繁栄してきた経緯もあって今回の協定締結となったもの。
(中略)協定の内容は ①応急給水作業②応急復旧作業③応急復旧等に必要な資材の提供④作業に必要な車輛及び機械等の提供――をうたい、実施細則に、各都市別の職員数、給水用器材、作業用機械器具、作業用車両―の応援体制表を附記している。(原文ママ)

この後、5市はそれぞれ末端での配水管連結を実現。まさに広域水道の見本的なものといえる。
なお、当時の水道職員数は桐生市84、太田市81、館林市31、足利市89、佐野市31であった。

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