連載 水を伝える

日本水道新聞社は2024年で創業70周年を迎えました。本連載では、約70年間にわたる当社の報道について、日本水道新聞、日本下水道新聞の過去の紙面を通じて、印象的な出来事を回顧していきます。70周年という節目を迎えるに当たり、創刊号からこれまでの紙面を振り返ることで、読者の皆さまに当社の報道を通じた上下水道史を伝えるとともに、われわれも歴史の教訓から学び、次の10年に向けて、新たな一歩を踏み出すきっかけとしたいと考えています。

第4回 水道協会の機構と運営の改革 現行の日本水道協会に

昭和30年_10月27日 日本水道新聞_第0070号

2022年08月12日

本格化しつつある水道事業の普及・振興、あるいは下水道事業の促進機運を背景に、 (社)水道協会の機構と運営を改革するための臨時調査委員会(委員長=杉戸清名古屋市水道局長)がもたれ、昭和30年10月18日に仙台市で開かれた第24回総会でその報告がなされ、承認・可決されました。

この改革案は、上下水道を対象に正会員、特別会員、賛助会員をもって構成し、名称を「(社)水道協会」から「(社)日本水道協会」とし、従来の単独副会長制を責任と権限のある理事制に改め、組織も7地方支部 (長)— 都道府県支部(長) —正会員制に整えるなど、いわば近代化を図ったものでした。

社団法人日本水道協会の組織・運営は、その後一部変更はあったものの、この改革を原型に営まれて今日に至っています。 なお、この改革に伴う主務大臣の認可は翌31年3月16日になされ、この日をもって「社団法人・日本水道協会」となり、その後の水道あるいは下水道の普及・発達に資することとなりました。

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