連載 水を伝える

日本水道新聞社は2024年で創業70周年を迎えました。本連載では、約70年間にわたる当社の報道について、日本水道新聞、日本下水道新聞の過去の紙面を通じて、印象的な出来事を回顧していきます。70周年という節目を迎えるに当たり、創刊号からこれまでの紙面を振り返ることで、読者の皆さまに当社の報道を通じた上下水道史を伝えるとともに、われわれも歴史の教訓から学び、次の10年に向けて、新たな一歩を踏み出すきっかけとしたいと考えています。

第5回 自民党下水道委が対策特別委に 田村元委員長、下水道は生命

昭和48年_12月10日 日本下水道新聞_第0240号

2022年09月02日

昭和48年12月、自民党の政調会建設部会に設置されていた下水道小委員会が「下水道対策特別委員会」に昇格しました。この昇格について関係筋は、「自民党として、水質汚濁防止に対処する下水道事業を本格的に推進する意図を打ち出したものではないか」とみていました。
委員長には、引き続き田村元氏が決定していましたが、副委員長には稲村左近四郎、塩川正十郎、山村新治郎(以上衆議院議員)、竹内藤男、佐藤一郎(以上参議院議員)各氏が決定、さらに田村委員長は「副委員長の増員を考えていること」を明らかにしました。

この昇格を受けて、田村委員長は次のように語っています。
「まあ、この間、下水道促進全国大会の挨拶でもいったように、下水道は私の生命だ。生命というか……恋人だな、恋人。“田村元の恋人”だな。僕は下水道と共に今日まで歩んできたが、感慨無量だね。(中略)まあ、この"恋人"がこれだけ立派になってきたんだが、これから全情熱を傾けてやりたいし、従来にもまして責任の重大さを感じるね」(原文ママ)

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