水道公論

昭和45年5月月刊誌としてスタートし、「豊で住みよい社会」の基盤である水道、下水道、工業用水道事業等の整備促進をベースに、国民生活を支える「水」関連事業のすべてを多角的・総合的に解説・論述する「水の総合雑誌」です。指導的な官界人・経済界人・大学の学究人など幅広い執筆陣を網羅して、詳細なデータとその分析を中心とした論文や率直な座談会・インタビューなどで「水問題の動向」を掘り下げ、分かりやすい情報誌としても親しまれています。

技術最前線

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  三井住友海上ら

  松山・宇和島市で実証中

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  内水氾濫予測システム開発三井住友海上ら 松山・宇和島市で実証中

  

  三井住友海上火災保険とハイドロ総合技術研究所は、愛媛県のデジタル田園都市国家構想推進交付金事業において「内水氾濫予測システム」を開発し、松山市と宇和島市で技術検証を実施している。システム実装に向けたさらなる検証を重ね、全国自治体への展開を目指す。
  開発した内水氾濫予測システムは、気象庁が発信する予測降雨情報をもとに浸水状況をシミュレーションすることで、内水氾濫の発生や氾濫水位を二つのモデルで予測。予測結果は、住民の避難や浸水対策、交通規制など事前行動の判断材料となり、被害軽減に役立てることができる。

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  アクアインテック

  短時間施工で強み

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  オールＨＭ更生材 下水協Ⅱ類にアクアインテック 短時間施工で強み

  

  アクアインテックの「オールライナー工法用管更生材（ＨＭ形）」が日本下水道協会のⅡ類資器材（現場硬化型繊維強化プラスチック製管更生材）に、３月15日付で登録された。ＨＭ形は、同社が開発したオールライナーＨＭ工法用の管更生材で、下水協Ⅱ類資器材に追加・変更にて登録申請していた。
  ＨＭ形は、更生厚みの薄肉化と加熱時間の短縮による短時間施工の追求、材料使用期限の延長によるユーザビリティ向上・品質面での際立ちなどをコンセプトに、新たな主力工法として開発したものである。

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  愛知時計電機

  超音波式流量計を発売

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  冷温水を高精度で愛知時計電機 超音波式流量計を発売

  

  愛知時計電機は、超音波式冷温水流量計・ＵＫシリーズの販売を開始した。空調機の流量管理・性能検証などさまざまな用途に使用でき、対応口径20・25・30・40㎜の４種をラインナップ。型式名称には〝Ｕｌｔｒａｓｏｎｉｃ〟（超音波）の「Ｕ」を採用した。
  ０～70℃までの冷温水に対応し、１・６ＭＰａまでの高圧配管にも利用できる上、水平・垂直を問わず、どの角度でも取り付け可能で、設置場所を選ばない。防水性能はＩＰＸ４相当。あらかじめ空調機に組み付けて現場へ納入することで施工時間の削減に寄与する。

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  東京都水道局

  高度処理 停電時のリスク解消

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  三郷浄水場で常用自家発電東京都水道局 高度処理 停電時のリスク解消

  

  東京都水道局三郷浄水場に常用発電設備が完成し、４月１日から運転を開始した。
  ガスタービン発電設備、蒸気タービン発電設備から構成される。同浄水場ではオゾン処理および生物活性炭吸着処理といった高度浄水処理を行っているが、高度浄水施設は停電により停止した場合、多岐にわたる設備機器の点検などにより復旧までに時間を要するため、広範囲への水道水の供給が長時間途絶えるリスクがあった。常用発電設備によってこれらの解消が図られる。都では今後、高度浄水施設を持つ他の浄水場にも、順次常用発電設備を整備する予定とした。

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