水道公論

昭和45年5月月刊誌としてスタートし、「豊で住みよい社会」の基盤である水道、下水道、工業用水道事業等の整備促進をベースに、国民生活を支える「水」関連事業のすべてを多角的・総合的に解説・論述する「水の総合雑誌」です。指導的な官界人・経済界人・大学の学究人など幅広い執筆陣を網羅して、詳細なデータとその分析を中心とした論文や率直な座談会・インタビューなどで「水問題の動向」を掘り下げ、分かりやすい情報誌としても親しまれています。

水道公論 2025年2月号

水道公論 2025年2月号

表紙の人 横浜市下水道河川局長 遠藤 賢也 氏

令和6年4月、アセットマネジメントと流域治水を推進する横浜市下水道河川局がスタートを切った。環境創造局長時代に続いてトップとして舵取りを担う遠藤局長は「強靱」と「持続可能」をキーワードに、浸水対策、地震対策、再構築、公民連携などの施策に取り組んでいる。市民の信頼を得ること、今後の事業の見通しを具体化した数値で示すこと、将来に向けた夢を語ることなど、持論を交えながら課題解決に向けて目指すところを語っていただいた。

遠藤 賢也(えんどう・けんや)氏 プロフィール

遠藤 賢也 (えんどう・けんや)氏 プロフィール

昭和63年3月法政大学工学部土木工学科卒業。平成4年4月横浜市入庁。28年環境創造局下水道計画調整部下水道事業マネジメント課長、30年同局下水道管路部長、令和2年同局政策調整部長、3年環境創造局長、令和6年から現職。仕事に臨む姿勢は「なるようになる」と考え、自分のやるべきことは何か決めること。趣味は登山で3000m級の山々の縦走を楽しむ。最近では海抜ゼロの田子の浦から富士山頂まで標高3776mを踏破したこと(通称ゼロ富士)が自慢。

目次

グラビア

  • >こうろん 経験により得られるもの …まだ青二才
  • マンスリーフラッシュ
  • 上・工・下水道関係5団体新年名刺交換会
  • 国立保健医療科学院公開シンポ「公衆衛生と水」
  • 水面は語る 第48回 札幌の起点となる創成橋…白汚 零
  • 表紙の人に聞く 今まで以上に「強靱」で「持続可能」な事業を
    再生リン肥料でサーキュラーエコノミーを実現
    横浜市下水道河川局長 遠藤 賢也 氏

    逆転の思想 メールの信頼度向上策 …亀田泰武

    コラム 
    これからのインフラを見る眼 「インフラ」の気持ち …アリス

    健全な社会と人を支える安全安心な水循環系の実現 
    第1回 「全体構想と研究概要」 …田中 宏明、松井 佳彦

    特別寄稿
    淀橋浄水場の移転を考える
    〜その役割の変遷と貢献を振り返る〜 …本山智啓

    連載 生物屋の緩速ろ過池研究 
    その41 遅いろ過速度で酸素不足になった …中本信忠

    技術評論 管路更新率一辺倒の弊害 …多芸無芸

    Finder 炭素貯留 …中里卓治

コラム 楽知る上下水道 個室と正規分布 …那須 基

連載 宇宙の流れ 生命の流れ 水の流れ 第10回 …福井 照

クイズ 英語と一緒に学ぶ「上水道」の仕組み
第1号 水道システムと上水道の歴史 …クムクム

連載 公共事業の新しい評価方法の提案―公共下水道を例として 
第4回 第4章 モデル地区下水道管きょシステムのライフサイクルCO2発生量による評価 …公共事業のLCC /LC-CO2評価研究会

連載 水循環計画の論理―再考:「沈黙の春」の小川― 
第14回  第3部 「春の小川」を取り戻すために
第9章 水循環の健全度の論理―恒常性の持続―…稲場紀久雄

余話様々・虚無恬淡 第100回 城と天守と …八木美雄

「下水道技術士」への道〈76〉 令和6年度 
Ⅱ―1―3【反応タンク省エネ対策】
Ⅱ―1―4【重力濃縮・機械濃縮】 …下水道技術士試験研究会

下を向いて歩けば 第122回 鮭とサーモンの話 …垣下嘉徳

特別寄稿 大井 清一 その軌跡と功績 第六回(最終回)
名誉会員、水道協会功労者表彰制度と大井清一博士…山崎達雄

  • 水道公論総目次2024
  • 公論Pickup
  • 経済時評 旧国立公衆衛生院の功績 …先生任
  • 広告索引/編集後記

過去の記事

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