水道公論

昭和45年5月月刊誌としてスタートし、「豊で住みよい社会」の基盤である水道、下水道、工業用水道事業等の整備促進をベースに、国民生活を支える「水」関連事業のすべてを多角的・総合的に解説・論述する「水の総合雑誌」です。指導的な官界人・経済界人・大学の学究人など幅広い執筆陣を網羅して、詳細なデータとその分析を中心とした論文や率直な座談会・インタビューなどで「水問題の動向」を掘り下げ、分かりやすい情報誌としても親しまれています。

水道公論 2024年3月号

水道公論 2024年3月号

表紙の人 管路診断コンサルタント協会会長 山﨑 義広 氏

上下水道インフラにおいては、地震・津波・浸水への対策といった安全・安心の確保、上下水道一体での老朽化対策、脱炭素化・下水汚泥肥料利用の推進、DXや広域化・共同化の推進、そしてウォーターPPPをはじめとする官民連携の推進など、事業の持続・成長に向けた取組みが極めて重要となっている。主に下水道管路構造物の診断・補修・更生工法などに関する情報収集および診断に基づく適切かつ経済的な工法の技術評価などに取り組んできた一般社団法人管路診断コンサルタント協会としては、これら諸課題の解決にいかに貢献していくか。会長の山﨑氏に聞いた。

表紙バック写真 霊峰富士を望む

山﨑 義広 (やまざき・よしひろ)氏 プロフィール

山﨑 義広 (やまざき・よしひろ)氏 プロフィール

昭和49年3月室蘭工業大学土木工学科卒業。三水コンサルタントに入社、平成7年東京支社技術第一部部長、18年執行役員東日本事業部長、23年常務取締役東日本事業本部長、25年より代表取締役。令和元年10月より一般社団法人管路診断コンサルタント協会会長。北海道空知郡音江村(現・深川市)生まれのスキーとジンギスカンを愛する道産子。最近はベランダ菜園とゴルフに熱中。ベランダ菜園では様々な作物に挑戦するも、日照時間や害虫に頭を悩ませた結果、葉物関係に落ち着いたという。ゴルフは下水道計画の業務でマレーシア赴任中に習得し、現在はストレス発散と健康のため月1~2回のペースで楽しんでいる。

目次

グラビア

  • こうろん 垂直型と水平型 …幹太
  • カーボンニュートラル社会の実現へ
  • マンスリーフラッシュ
  • 水面は語る 第37回 目黒川はなぜ桜の名所になったのか
    …白汚 零

表紙の人に聞く 新たに水道管診断へ領域を拡大
一般社団法人管路診断コンサルタント協会会長 …山﨑 義広 氏

記者座談会 DXによる業務革新

逆転の思想 飢餓の危険性 …亀田泰武

東京水道人物伝⑨ 水運用のあゆみと有名無名人 …山田 弘

特別寄稿 対話というインフラ~次の50年に遺すもの …今村 寛…31

シリーズ 官民連携のかたち②
荒尾市水道事業包括委託の確立と現状 …冨安啓二

3人の会 上下水道事業の基本的諸問題と今後の対応策
第5回 水道事業の経営体制の今後の在り方について
(広域化、官民連携に加えて)の具体的検討に向けた論点の考察
…工藤克典

連載 水循環計画の論理―再考:「沈黙の春」の小川―
第3回 第1部 鴨長明の『方丈記』とその時代
第2章 『池亭記』と『往生要集』の影響 …稲場紀久雄

技術評論 指導者の資質 …中里卓治

コラム 楽知る上下水道 43 兄弟げんかと標準偏差 …那須 基

コラム これからのインフラを見る眼 コラム新連載スタート …アリス

連載 海外ODAプロジェクトの技術コンサルティング実務
第5回 第3章 円借款プロジェクトにおけるコンサルタントサービス⑵ …秋永薫児

-クイズ- 英語といっしょに学ぶ「下水道」の仕組み 
第5号 ポンプ場 …クムクム

連載 この時代の世相、人相、ときの相 
―劇的な相転移を多視軸から観照する―11― …福井 照

連載 生物屋の緩速ろ過池研究 
その30 生物群集の活躍を理解するには自分で考える …中本信忠

解説・水道技術士試験 令和5年度上下水道部門Ⅱ―2―1【河川横断管路】 上下水道部門Ⅱ―2―2【かび臭原因物質対策】 …技術士を目指す人の会

「下水道技術士」への道〈65〉 令和5年度 下水道Ⅱ―2―1【SM計画の策定】
…下水道技術士試験研究会

下を向いて歩けば 第百十一回 甲辰の年はどうでしょう? …垣下嘉徳

隔月連載 大ちゃんのつぶやき 宗教と争い 前編 …杉戸大作

  • 経済時評  レベル3.5の視点 …康常勝
  • 公論Pickup …109
  • 広告索引/編集後記

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