水道公論

昭和45年5月月刊誌としてスタートし、「豊で住みよい社会」の基盤である水道、下水道、工業用水道事業等の整備促進をベースに、国民生活を支える「水」関連事業のすべてを多角的・総合的に解説・論述する「水の総合雑誌」です。指導的な官界人・経済界人・大学の学究人など幅広い執筆陣を網羅して、詳細なデータとその分析を中心とした論文や率直な座談会・インタビューなどで「水問題の動向」を掘り下げ、分かりやすい情報誌としても親しまれています。

水道公論 2024年1月号

水道公論 2024年1月号

表紙の人 田川広域水道企業団企業長/福岡県川崎町長 原口 正弘 氏

田川広域水道企業団は平成31年4月に構成市町の水道経営を一体化、そして令和5年4月に事業統合と料金統一を成し遂げた。人口減少に伴う料金収入の減少や、水道施設の経年劣化に伴う更新需要の増大等により、経営状況が一層厳しくなることが予想されたため、住民負担の増加を最大限に抑制する抜本的な対応手法として水道広域化に取り組む同企業団は、今後は施設規模適正化のため新浄水場建設と既存施設の統廃合に取り組んでいく。現状と今後の課題を原口企業長に聞いた。

表紙バック写真 田川広域水道企業団が建設中の新浄水場全景

原口 正弘(はらぐち・まさひろ)氏 プロフィール

原口 正弘(はらぐち・まさひろ)氏 プロフィール

昭和36年2月5日、福岡県川崎町で生まれる。国士舘大学在学中に川崎町職員採用試験に合格し、大学を中退し帰郷。昭和57年6月から平成30年6月まで、川崎町役場に勤務。税務関係や企画関係をはじめ多くの部署を経験し、水道課にも2年間奉職した。令和元年5月から川崎町長を務め、田川広域水道企業団副企業長にも就任。令和5年5月に川崎町長に再選し、同年6月から田川広域水道企業団企業長を務める。趣味はゴルフ、休日には犬の散歩を楽しむ。

技術最前線

目次

グラビア

  • こうろん 明るい未来 清野 馨
  • 技術最前線
  • マンスリーフラッシュ
  • 水面は語る 第35回路地裏の正月 …白汚 零

表紙の人に聞く 事業統合と料金統一で基盤強化へ
田川広域水道企業団企業長/福岡県川崎町長 …原口 正弘 氏

記者座談会 東京の近代水道125周年

逆転の思想 取材拒否の自由 …亀田泰武

シリーズ 官民連携のかたち①
群馬東部水道事業の広域化と官民連携 …湯澤靖宏

新連載 水循環計画の論理 ―再考:「沈黙の春」の小川―
第1回 序論―執筆の意図と概要― …稲場紀久雄

ルポ 福島県下水道公社 市町村下水道事業担当職員研修
(管路包括委託) …水道公論編集部

今日の話題 BERGプロジェクトの鳥羽湾フィールド視察
…水道公論編集部

コラム 海外水ビジネスの眼
投資(インベストメント)と撤退(ダイベストメント) …アリス

連載 水の新時代を開くPPP/PFI 第3回 官民連携、
実現への道のり ウォーターPPPの推進に向けて 事例編 …高井敦紀

技術評論 配水池の外壁が耐震性を高めている!…虚心坦懐

FINDER キヤノン …中里卓治

コラム 楽知る上下水道 41 ケーキとビンガム流体 …那須 基

連載 海外ODAプロジェクトの技術コンサルティング実務
第3回 第2章 海外ODAプロジェクト業務の進め方…秋永薫児

-クイズ- 英語といっしょに学ぶ「下水道」の仕組み
第3号 下水道計画(2) …クムクム

連載 この時代の世相、人相、ときの相 
―劇的な相転移を多視軸から観照する―9― …福井 照

連載 生物屋の緩速ろ過池研究 
その28 上田市水道の省エネへの努力 …中本信忠

解説・水道技術士試験 令和5年度上下水道部門Ⅱ―1―1【スマートメーター】Ⅱ―1―3【急速ろ過池の洗浄方式】Ⅱ―1―4【配水池内部の調査・清掃】 …技術士を目指す人の会

「下水道技術士」への道〈63〉 令和5年度 下水道Ⅱ―1―1【雨水管理総合計画】
下水道Ⅱ―1―2【腐食のメカニズム】 …下水道技術士試験研究会

下を向いて歩けば 第百九回
ぶり、ブリ、鰤 音だけ聞くと? …垣下嘉徳

隔月連載 大ちゃんのつぶやき 健康長寿を目指して …杉戸大作

経済時評 「後近代」に向けて …康常勝

  • 公論Pickup
  • 広告索引/編集後記

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