表紙の人 大阪公立大学大学院工学研究科教授 貫上 佳則 氏
下水道事業は今、ターニングポイントを迎えている。合流式下水道の改善事業に一定の成果が上がり、次は水域全体の水質の向上という新たなステージを迎え、地域の多様な主体と連携した対策が求められている。また海域への栄養塩類放出による水産資源への貢献、脱炭素の推進と地域のエネルギー拠点といった新たな役割も期待されている。これらの動向について、大阪公立大学の貫上教授に聞いた
表紙バック写真 名古屋市堀川の水辺
貫上 佳則(かんじょう・よしのり)氏 プロフィール
貫上 佳則(かんじょう・よしのり)氏 プロフィール
昭和58年京都大学工学部卒業、60年同大学工学研究科衛生工学専攻修士課程修了。平成18年大阪市立大学大学院工学研究科教授、22年同大学複合先端研究機構副機構長、30年同大学大学院工学研究科副工学研究科長・工学部副工学部長、令和4年大阪公立大学大学院工学研究科教授・副研究科長・副工学部長。令和4年4月に大阪市立大学と大阪府立大学の統合で大阪公立大学が新設され、統合にかかる各種事務処理や、移行期間の工学部の諸課題に執行部として対応している。令和3年度までの約20年間大阪市立大学アメリカンフットボール部の部長兼顧問を務め、試合にも足を運んだ。現在も2大学合併で誕生した新チームを応援している。趣味はアメフト観戦とボードゲーム、カードゲーム。最近はマンホールカード集めも手がけ、出張等の機会を捉えてコレクションを増やしているという。