水道公論

昭和45年5月月刊誌としてスタートし、「豊で住みよい社会」の基盤である水道、下水道、工業用水道事業等の整備促進をベースに、国民生活を支える「水」関連事業のすべてを多角的・総合的に解説・論述する「水の総合雑誌」です。指導的な官界人・経済界人・大学の学究人など幅広い執筆陣を網羅して、詳細なデータとその分析を中心とした論文や率直な座談会・インタビューなどで「水問題の動向」を掘り下げ、分かりやすい情報誌としても親しまれています。

水道公論 2023年11月号

水道公論 2023年11月号

表紙の人 環境省水・大気環境局長 土居 健太郎 氏

7月の再編で新体制となった環境省水・大気環境局では、環境保全や公害対策に加えて、ALPS処理水海洋放出に係る海域モニタリングやPFAS対応など、新たな社会的・国際的課題への対応が求められている。そして来年4月には、水道整備・管理行政のうち、水質・衛生関係の業務が厚生労働省から同局に移管される。同局のトップとして舵取りを担う土居局長に、今後の施策展開等への意気込みを聞いた。

表紙バック写真 琵琶湖での漁業

土居 健太郎(どい・けんたろう)氏 プロフィール

土居 健太郎(どい・けんたろう)氏 プロフィール

平成2年3月北海道大学大学院工学科修士課程修了。同年4月厚生省採用、生活衛生局水道環境部環境整備課配属。平成29年7月環境省福島地方環境事務所長(併任:福島地方環境事務所中間貯蔵施設等整備事務所長)、平成30年4月同省環境再生・資源循環局総務課長、令和2年7月同省大臣官房審議官、令和3年7月同省環境再生・資源循環局次長、令和4年7月同局長、令和5年7月から現職。好きな言葉は「これでいいのだ」、物事を決めた後に迷いが生じても、この言葉を唱えて迷いを断ち切るという。趣味は革細工と木工で、休日は無我の境地でものづくりに励む。昭和40年6月6日生まれの58歳。

技術最前線

目次

グラビア

  • こうろん 残された者の挽歌 …幹太
  • 時代をリードするJWRCの先端研究
  • 節目を契機に将来への持続を展望
  • 令和5年度 循環のみち下水道賞表彰式
  • マンホール蓋で事業をPR
  • 技術最前線
  • マンスリーフラッシュ
  • 水面は語る 第33回 秋の三原色 …白汚 零

表紙の人に聞く 水道移管に向けて万全の体制を整える
…環境省水・大気環境局長 土居 健太郎 氏

記者座談会 時々刻々の浸水被害

逆転の思想 血圧の管理 …亀田泰武

今日の話題 水資源機構60周年と今般の事業展開 …熊谷和哉

連載 海外ODAプロジェクトの技術コンサルティング実務
第1回 …秋永薫児

連載 生物屋の緩速ろ過池研究 その26
現場から学ぶ実学、応用生態学の魅力 …中本信忠

シリーズ 海外水ビジネスの要点を探る
環境会計から非財務諸表開示へ …工藤克典

コラム 海外水ビジネスの眼 世界の巨大市場と有望市場 …アリス

連載 この時代の世相、人相、ときの相
―劇的な相転移を多視軸から観照する―7― …福井 照

-クイズ- 英語といっしょに学ぶ「下水道」の仕組み
第1号 一般的知識 …クムクム

技術評論
下水道ブルーカーボン~脱炭素の切り札~ …中里卓治

コラム 楽知る上下水道
生態系とストリーターフェルプス式 …那須 基

下を向いて歩けば
第百七回 ほたて貝 ホタテガイ 帆立貝 …垣下嘉徳

解説・水道技術士試験⒇ 令和5年度 上下水道部門
Ⅰ-2【水害対策】 …技術士を目指す人の会

「下水道技術士」への道〈61〉
令和4年度 衛生Ⅲ-1 …下水道技術士試験研究会

隔月連載 大ちゃんのつぶやき 酒は涙か溜息か …杉戸大作

経済時評 半導体産業を支える水 …康常勝

  • 公論Pickup …91
  • 広告索引/編集後記

過去の記事

連載 水を伝える
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