水道公論

昭和45年5月月刊誌としてスタートし、「豊で住みよい社会」の基盤である水道、下水道、工業用水道事業等の整備促進をベースに、国民生活を支える「水」関連事業のすべてを多角的・総合的に解説・論述する「水の総合雑誌」です。指導的な官界人・経済界人・大学の学究人など幅広い執筆陣を網羅して、詳細なデータとその分析を中心とした論文や率直な座談会・インタビューなどで「水問題の動向」を掘り下げ、分かりやすい情報誌としても親しまれています。

水道公論 2023年9月号

水道公論 2023年9月号

表紙の人 岡山市水道事業管理者水道局長 栗原 諭 氏

全国8番目の近代水道として120年近い歴史を誇る岡山市水道は、これまで給水区域の拡大等に対応する拡張事業に取り組んできた。しかし、高度経済成長期に整備した多くの施設・管路が更新時期を迎えた今、計画的な更新・改築が課題となっている。一方で厳しい財政状況が見込まれ、財政健全化を図りつつ、強靭な水道を実現しなければならない。今春、岡山市水道局のトップとして水道事業管理者に就任した栗原氏に、事業運営に当たっての抱負や決意、注力すべき施策を聞いた

表紙バック写真 岡山市水道記念館

栗原 諭(くりはら・さとし)氏 プロフィール

栗原 諭(くりはら・さとし)氏 プロフィール

武蔵工業大学(現・東京都市大学)工学部土木工学科卒業。平成元年岡山市採用、水道局工務部配水課に配属。28年同局配水部東水道センター所長、30年同局配水部配水課長、令和3年同局配水部施設整備課長、4年同局配水部長、本年3月に同市退職、4月より現職。座右の銘は「変わらないものを基本にしつつ、状況に応じて柔軟に変わっていくべき」を意味する「不易流行」で、以前に大森雅夫岡山市長の訓示で耳にして「水道事業にも通ずること」と感銘を受けたという。通勤時や休日はウォーキングに励み健康維持を心掛けている。昭和38年10月生まれの59歳。

技術最前線

目次

グラビア

  • こうろん 箍を締めよ …清野 馨
  • 下水道展 盛夏の祭典 札幌初上陸
  • 雨水技術情報交換会
  • 米国におけるPFAS問題
  • 技術最前線
  • マンスリーフラッシュ
  • 水面は語る 第31回 夏の夜空に咲く火華 …白汚 零

表紙の人に聞く 基幹浄水場更新に注力し耐震化率80%へ
…岡山市水道事業管理者水道局長 栗原 諭 氏

逆転の思想 健康保険証の存続 …亀田泰武

記者座談会 予防保全型管路管理の現在地

講演録 気候変動に適応した健康まちづくりの研究課題 …尾﨑 平

気候変動に適応する未来型雨水管理のあり方 …古米弘明

シリーズ 海外水ビジネスの要点を探る
サステナビリティ情報開示にかかる国際基準の動向 …安間匡明

コラム 海外水ビジネスの眼 仕事の流儀を変えて儲ける …不見丸

追悼 丹保さんの思い出・断片 …齋藤博康

技術評論 水道行政の移管と水道工事店 …虚心坦懐

FINDER 米国紐育 …中里卓治

コラム 楽知る上下水道 UMAと非ニュートン流体 …那須 基

連載 生物屋の緩速ろ過池研究 その24
第4回国際会議で生物屋の視点を再認識 …中本信忠

解説・水道技術士試験⒆ 令和5年度 上下水道部門Ⅰ−1
【維持管理情報等の利活用】 …技術士を目指す人の会

「下水道技術士」への道〈59〉 令和4年度衛生Ⅱ−2−1
【水道管誤接続】 …下水道技術士試験研究会

下を向いて歩けば 第百五回 驚きの宇和島市戸島 …垣下嘉徳

連載 この時代の世相、人相、ときの相 
―劇的な相転移を多視軸から観照する―5― …福井 照

隔月連載 大ちゃんのつぶやき 犯罪も多彩に …杉戸大作

経済時評 わが地域に合ったモデルを …康常勝

  • 公論Pickup
  • 広告索引/編集後記

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