水道公論

昭和45年5月月刊誌としてスタートし、「豊で住みよい社会」の基盤である水道、下水道、工業用水道事業等の整備促進をベースに、国民生活を支える「水」関連事業のすべてを多角的・総合的に解説・論述する「水の総合雑誌」です。指導的な官界人・経済界人・大学の学究人など幅広い執筆陣を網羅して、詳細なデータとその分析を中心とした論文や率直な座談会・インタビューなどで「水問題の動向」を掘り下げ、分かりやすい情報誌としても親しまれています。

水道公論 2023年8月号

水道公論 2023年8月号

表紙の人 公益社団法人全国上下水道コンサルタント協会会長 間山 一典 氏

公益社団法人全国上下水道コンサルタント協会は▽人材確保支援▽技術・品質・倫理向上支援▽多様な官民協働の推進▽協会活動の強化――に取り組んでいる。とくに「担い手不足の中での人材確保」は大きな課題であり、人材確保支援における会員企業の条件整備や事業環境の改善、人材育成手法の確立等に努めている。一方で時代の変化に適応するため、業務領域の拡大が求められ、課題は山積している。就任後1年が経った間山水コン協会長に水コンサルタントの今後の進むべき方向性を聞いた。

表紙バック写真 水コン協会員「水の写真」優秀作品 「初夏の蔦沼と八甲田山」

間山 一典(まやま・かずのり)氏 プロフィール

間山 一典(まやま・かずのり)氏 プロフィール

昭和57年3月北海道大学工学部衛生工学科卒業、同年4月株式会社日水コン入社、本社水道事業部水道部設計一課配属。平成7年4月東京水道事業部技術第三部計画第二課長、19年4月同事業部技術第一部長、23年4月東部水道事業部長、24年12月執行役員水道事業部長、25年12月執行役員事業統括本部副本部長兼水道事業部長、27年4月常務執行役員事業統括本部副本部長兼水道事業部長。平成31年3月株式会社日水コン代表取締役社長就任。公益社団法人全国上下水道コンサルタント協会では、令和元年から副会長、2年からは関東支部長を兼任し、4年6月に会長に就任。休日は散歩を楽しみ、「歩いていると考えがまとまる。歩き続けると頭がリセットされ気分転換になる」という。かつては映画館での鑑賞や喫茶店での読書も楽しんだが「コロナ禍で足が遠のいた、基本的に不器用でめんどうくさがり屋」。北大時代の思い出は丹保憲仁先生に教わったことで、「丹保先生の卒論指導を受けた最後の代」とのこと。昭和34年8月生まれ。

技術最前線

目次

グラビア

  • こうろん 誰にとっても持続的な取組みを …ナポリタンもんじゃ
  • 技術最前線
  • マンスリーフラッシュ
  • 水面は語る 第30回 虹旗の名のもとに …白汚 零

表紙の人に聞く 業務領域拡大と上下水道シナジー創出を
公益社団法人全国上下水道コンサルタント協会会長 間山 一典 氏

逆転の思想 社会のゆとり …亀田泰武

記者座談会 水管橋メンテナンス元年

特別寄稿 水道行政の移管の決定までの経緯と
法律の改正内容について …坂本弘道

今日の話題 日本の将来推計人口(令和5年推計)について …熊谷和哉

シリーズ 海外水ビジネスの要点を探る 
注目される財務諸表開示と非財務諸表開示 …工藤克典

コラム 海外水ビジネスの眼 2つのPF …アリス

閑話休題 私の「ダブル・〇〇」と水道の有名無名人 …山田 弘

3人の会③ ディスカッションと問題点の総括 …52

技術評論 上水道と会計検査 …水滴石穿

FINDER 「板倉誠 氏」 …中里卓治

コラム 楽知る上下水道 パルプンテとムーディ線図 …那須 基

「下水道技術士」への道〈58〉 衛生Ⅱ-1-3【BOD・COD】
Ⅱ-1-4【生活排水処理の塩素消毒】 …下水道技術士試験研究会

下を向いて歩けば 第百四回 月の砂漠は沙漠 …垣下嘉徳

連載 この時代の世相、人相、ときの相
―劇的な相転移を多視軸から観照する―4― …福井 照

連載 生物屋の緩速ろ過池研究
その23 国際緩速ろ過会議 …中本信忠

隔月連載 大ちゃんのつぶやき 戦後78年を迎えて 後編 …杉戸大作

余話様々・虚無恬淡 第90回 パソコンと体調の激変 …金子光美

  • 経済時評 嫌気性処理の可能性に期待 …康常勝
  • 公論Pickup
  • 広告索引/編集後記

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