水道公論

昭和45年5月月刊誌としてスタートし、「豊で住みよい社会」の基盤である水道、下水道、工業用水道事業等の整備促進をベースに、国民生活を支える「水」関連事業のすべてを多角的・総合的に解説・論述する「水の総合雑誌」です。指導的な官界人・経済界人・大学の学究人など幅広い執筆陣を網羅して、詳細なデータとその分析を中心とした論文や率直な座談会・インタビューなどで「水問題の動向」を掘り下げ、分かりやすい情報誌としても親しまれています。

水道公論 2023年7月号

水道公論 2023年7月号

表紙の人 小泉 正樹 氏

北海道における行政・経済・文化の中心地として発展し、昨年に市政100周年を迎えた札幌市で、東京以北初となる「下水道展’23札幌」「第60回下水道研究発表会」が開催される。そこで5月25日に札幌下水道のトップに就任した小泉下水道河川局長に登場いただき、次世代に下水道をつなぐという基本方針の下で、増大する老朽化施設や厳しい経営状況といった様々な課題に対応する施策の方向性を聞いた。

表紙バック写真 下水処理水の熱エネルギーにより融雪を行う新川融雪槽

小泉 正樹(こいずみ・まさき)氏 プロフィール

小泉 正樹(こいずみ・まさき)氏 プロフィール

平成3年3月室蘭工業大学大学院工学部土木工学科修士課程修了、同年4月札幌市役所入庁、中央区土木部土木事業所工事係に配属。平成26年4月市民まちづくり局都市計画部地域計画課調整担当課長、28年4月建設局土木部道路課計画担当課長、30年4月白石区土木部長。令和2年4月スポーツ局招致推進部長、5年5月から現職。座右の銘は「熟慮断行」 で、よく物事を考えてこうと決めたら突き進むこと。土木関係の専門誌を精読するほか、 創成橋を明治43年当時の姿に復元する業務に携わったことで土木史に興味に持ち、選奨土木遺産を巡ることが趣味という。休日は愛犬2匹の散歩を楽しむ。昭和41年8月25日旭川市生まれ、56歳。

技術最前線

目次

グラビア

  • こうろん 関東大震災100年目 …ゆうゆう14号
  • 技術最前線
  • マンスリーフラッシュ
  • 水面は語る 第29回 三代目横浜駅西口にあった水路 …白汚 零

表紙の人に聞く 札幌をささえる下水道を次世代へ
札幌市下水道河川局長 小泉 正樹 氏

逆転の思想 生成AIの恐ろしさ …亀田泰武

記者座談会 水道行政移管関連法が成立

特集:北海道の下水道① 汎用クラウドシステムを活用した防災対応の取組み
…水道公論編集部

特集:北海道の下水道② 北海道の下水道とともに歩んで
~普及促進の日々、そして道内連携と下水道界活性化~ …竹内正志

特別寄稿
福岡市水道創設100周年記念事業の取組みについて …立花 基

連載 シュタットベルケの人材戦略等から見るわが国の上下水道PPPのあり方についての考察 その② …関 隆宏、加藤裕之

今日の話題 「国連2023水会議」ニューヨークで開催~
世界の水問題解決を目指して~ …吉村和就

シリーズ 海外水ビジネスの要点を探る 気候変動問題
GX基本方針・GX推進法-カーボンプライシングを中心に …宇野 安

コラム 海外水ビジネスの眼 私法と公法の違いは? …アリス

連載 この時代の世相、人相、ときの相
―劇的な相転移を多視軸から観照する―3― …福井 照

技術評論 現地・現物・現人
~東日本大震災から学ぶ~ …中里卓司

コラム 楽知る上下水道 意外な結末と満管流量 …那須 基

下を向いて歩けば 第百三回 台湾の蓋を巡って …垣下嘉徳

解説・水道技術士試験⒅ Ⅲ-2
【コンクリート構造物の維持・修繕】…技術士を目指す人の会

「下水道技術士」への道〈57〉 衛生Ⅱ―1―1【有機フッ素化合物】
衛生Ⅱ―1―2【登録水質検査機関】 …下水道技術士試験研究会

連載 生物屋の緩速ろ過池研究 その22 
アメリカで再評価されだしたが生物群集の視点が不十分 …中本信忠

隔月連載 大ちゃんのつぶやき 戦後78年を迎えて 前編 …杉戸大作

  • 経済時評 流れと変化の中で …寿留女固目
  • 公論Pickup
  • 広告索引/編集後記

過去の記事

連載 水を伝える
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