水道公論

昭和45年5月月刊誌としてスタートし、「豊で住みよい社会」の基盤である水道、下水道、工業用水道事業等の整備促進をベースに、国民生活を支える「水」関連事業のすべてを多角的・総合的に解説・論述する「水の総合雑誌」です。指導的な官界人・経済界人・大学の学究人など幅広い執筆陣を網羅して、詳細なデータとその分析を中心とした論文や率直な座談会・インタビューなどで「水問題の動向」を掘り下げ、分かりやすい情報誌としても親しまれています。

技術最前線

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  積水化学工業

  SPR-SE工法用プロファイル

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  Ⅱ類資器材に登録積水化学工業 SPR-SE工法用プロファイル

  
  

  積水化学工業が製造する「ＳＰＲ―ＳＥ工法用プロファイル」が10月１日、日本下水道協会のⅡ類認定適用資器材「下水道用硬質塩化ビニル製管更生材」に登録された。自立管タイプの製管工法では初。
  ＳＰＲ―ＳＥ工法は東京都下水道サービス、足立建設工業、積水化学工業の３社が共同開発した国産初の自立管製管工法。既設管φ４５０～１６５０が対象で、小口径から大口径まで適用が可能。鉄筋まで腐食が進行したヒューム管、コルゲート管など残存強度を見込むことのできない既設管等を対象に、供用下施工が条件となるケースに唯一対応できる。
  スチール部材で補強を加えた硬質塩化ビニル製の専用プロファイル（更生材）を管内でら旋製管し、更生管を構築。更生管と既設管の間隙に間詰め材を充填することで施工が完了する。

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  堀場アドバンスドテクノ

  無補充式セルフクリーニングpH電極

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  世界初の防汚技術堀場アドバンスドテクノ 無補充式セルフクリーニングpH電極

  

  堀場アドバンスドテクノは、世界初の防汚技術を用いた「無補充式セルフクリーニングpH電極」を実用化し、販売を開始した。電極内部液の補充が不要かつメーター本体への有機物付着の抑制機能を搭載することで、下水処理場に適用するケースでは３カ月に１回程度の頻度まで削減できるなど維持管理作業の大幅な省力化に貢献できるとみており、官需・民需問わず拡販を強化していく。
  新製品は、三重大学との共同研究の知見を生かした光触媒技術（多孔質酸化チタン）と、ＵＶ―ＬＥＤ（紫外線発光ダイオード）を電極に内蔵する同社独自技術を組み合わせ誕生した。
  有機物の汚れに対する防汚効果を生み出し、電極が汚れやすい排水処理プロセスでの安定的な連続測定を実現。これにより、電極メンテナンス頻度を大幅に削減した。

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  東洋計器・大阪市

  スマートメーター開発へ共同研究

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  超音波式一体型検証東洋計器・大阪市 スマートメーター開発へ共同研究

  

  東洋計器は大阪市と協定を締結し、超音波式一体型スマートメーターの開発に向けた共同研究を開始した。実施期間は令和８年３月31日までの約３年半。
  超音波式のメーターには計測部を小型化できるという特長がある。今回の共同研究では、通信部をメーター内蔵の一体型とすることによる一層の小型化や防水性能の向上などを確認する。
  また、「大阪市水道スマートメーター導入拡大ビジョン」で課題の一つに挙げているコストの低減に向けて、超音波式一体型とすることでのコストダウン効果や、メーターが具備すべき機能などを検証していく。

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  三重県

  不断水工事で２基

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  超音波式一体型検証三重県 不断水工事で２基

  

  三重県企業庁北勢水道事務所発注の「内径１８００粍制水弁取替工事（四期・西方）」にて、通水状態で制水弁が設置された。工事内容は、老朽化した既設制水弁の代替となる制水弁を不断水工法にて２基設置するもの。企業庁では、経年劣化により止水不良を起こしている制水弁を計画的に更新している。今回の現場は管路の切り回しや断水が困難な箇所であったが、不断水工法の採用により設置後50年以上経過した既設制水弁に代わる制水弁が断水なしで新規に設置された。
  同工事採用の大成機工のインサートバルブ工法は、通水したままの状態で専用タンク内にてバイト式パイプカッターにより管の厚みのみを外周から削り取って既設管路を切断・撤去し、新たなバルブを挿入・設置するもの。

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