水道公論

昭和45年5月月刊誌としてスタートし、「豊で住みよい社会」の基盤である水道、下水道、工業用水道事業等の整備促進をベースに、国民生活を支える「水」関連事業のすべてを多角的・総合的に解説・論述する「水の総合雑誌」です。指導的な官界人・経済界人・大学の学究人など幅広い執筆陣を網羅して、詳細なデータとその分析を中心とした論文や率直な座談会・インタビューなどで「水問題の動向」を掘り下げ、分かりやすい情報誌としても親しまれています。

水道公論 2022年8月号

水道公論 2022年8月号

表紙の人 東京大学大学院工学系研究科
附属水環境工学研究センター 教授 栗栖 太 氏

東京大学大学院工学系研究科附属水環境工学研究センターは、先端的水環境制御技術の開発など幅広く水環境工学に関する研究、教育を進めつつ、水環境工学研究のハブとしての役割も果たしている。本年4月に同センター教授に就任し水システム管理部門を担当する栗栖氏に、有機物のスクリーニング分析など流域全体の水システム管理の実現に向けたアプローチを伺った。

表紙バック写真 スイス北東部のクレンタラー湖。スイス連邦水生科学技術研究所に滞在していた栗栖氏の思い出の風景

栗栖 太(くりす・ふとし)氏 プロフィール

栗栖 太(くりす・ふとし)氏 プロフィール

平成11年3月東京大学大学院工学系研究科都市工学専攻博士課程修了。同年4月東京大学助手(大学院工学系研究科都市工学専攻)、12年4月大学院工学系研究科附属水環境制御研究センター(新設)へ配置換。15年3月東京大学講師(大学院工学系研究科附属水環境制御研究センター)、19年東京大学准教授(同)、令和4年4月より現職。学生時代は東京大学運動会競技ダンス部のラテン選手として活躍し、東京六大学戦での優勝経験も。現在は同部部長の他、全日本学生競技ダンス連盟会長、公益社団法人日本ダンススポーツ連盟理事を務める。休日は子ども連れで釣りや花火を楽しむという。昭和46年5月生まれ。

技術最前線

目次

グラビア

  • こうろん 出かけてみるだけの価値のあるイベント …ナポリタンもんじゃ
  • 持続へ向けて新体制
  • 都心の水循環再生へ
    外濠浄化に荒川河川水、下水再生水活用
  • 早期復旧へ対応さまざま
  • 水道週間行事 工夫凝らし再開へ
  • 技術最前線
  • マンスリーフラッシュ
  • 水面は語る 第18回 史上最悪の水面絵図 …白汚零

表紙の人に聞く
流域全体の水システム管理実現へ …栗栖 太氏

逆転の思想 ネット検索の怪しさ …亀田泰武

記者座談会 相次ぐ事故、その原因と対応

特別寄稿 IWA LESAM 2022参加レポート …澤井隆之

研究報告 土木学会選奨旭川軍用水道と森林太郎(鷗外)陸軍省医務局長 -『鷗外』(第95号)より- …鈴木 繁

連載 病院建築の衛生設備配管における各種パイプの採用状況(上) …井出浩司

シリーズ 海外水ビジネスの要点を探る㊵
第4回アジア・太平洋水サミットの開催報告 …朝山由美子

コラム 海外水ビジネスの眼
第4回APWS 熊本水イニシアティブのゆくえは? …現場人

連載 器に随いて主となれば皆真なり-4- …福井 照

今日の話題 堺市公共下水道管破損事故についての一考察 …歩合胡坐

技術評論 急がれるDX変革 …一水四見

FINDER 省電力考 …中里卓治

コラム 楽知る上下水道 ㉔
動画共有とVFM …那須 基

連載 生物屋の緩速ろ過池研究 その11
持続性についてインドネシアで考えた …中本信忠

「下水道技術士」への道〈46〉 …下水道技術士試験研究会

下を向いて歩けば 第九十二回
ロシアも日本にも東方教会 …垣下嘉徳

余話様々・虚無恬淡 第83回 粋なねえちゃん… …金子光美

  • 経済時評 あるべき姿を描く …椿堡辰三
  • 公論ダイジェスト
  • 広告索引/編集後記

過去の記事

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