表紙の人 厚生労働省医薬・生活衛生局水道課長 名倉 良雄 氏
水道事業では、経営改善や老朽化対策、耐震化、技術継承など多様な課題への対応が求められ、令和元年10月に施行された改正水道法の下で基盤強化に向けた取組みが進んでいる。水道施設台帳整備や水道広域化推進プラン策定、維持・修繕ガイドラインの改訂、官民連携の在り方など最新動向について、国の水道専門部署としてこれを推進する厚生労働省水道課の名倉課長に伺った。
表紙バック写真 「みやぎ型管理運営方式」事業開始式でのテープカット(南部山浄水場)
名倉 良雄(なくら・よしお)氏 プロフィール
名倉 良雄(なくら・よしお)氏 プロフィール
京都大学大学院工学研究科修士課程修了。平成5年4月厚生省入省。平成28年6月環境省地球環境局総務課低炭素社会推進室長、29年7月同省水・大気環境局土壌環境課長、30年7月同省環境再生・資源循環局廃棄物適正処理推進課長、令和3年10月より現職。
座右の銘は「学びて思わざれば則ち罔(くら)し、思いて学ばざれば則ち殆(あやう)し」という論語の一節で、「知識として知っているだけでも的を射た活用ができない、思いがあっても知識が無いと危なっかしくて道を誤る。強い思いに加えて、正しいエビデンスの裏付けが必要」という。中学時代から水泳が趣味で、現在はランニングや自転車も嗜んでいるという。昭和43年5月生まれ。