水道公論

昭和45年5月月刊誌としてスタートし、「豊で住みよい社会」の基盤である水道、下水道、工業用水道事業等の整備促進をベースに、国民生活を支える「水」関連事業のすべてを多角的・総合的に解説・論述する「水の総合雑誌」です。指導的な官界人・経済界人・大学の学究人など幅広い執筆陣を網羅して、詳細なデータとその分析を中心とした論文や率直な座談会・インタビューなどで「水問題の動向」を掘り下げ、分かりやすい情報誌としても親しまれています。

水道公論 2022年7月号

水道公論 2022年7月号

表紙の人 厚生労働省医薬・生活衛生局水道課長  名倉 良雄 氏

水道事業では、経営改善や老朽化対策、耐震化、技術継承など多様な課題への対応が求められ、令和元年10月に施行された改正水道法の下で基盤強化に向けた取組みが進んでいる。水道施設台帳整備や水道広域化推進プラン策定、維持・修繕ガイドラインの改訂、官民連携の在り方など最新動向について、国の水道専門部署としてこれを推進する厚生労働省水道課の名倉課長に伺った。

表紙バック写真 「みやぎ型管理運営方式」事業開始式でのテープカット(南部山浄水場)

名倉 良雄(なくら・よしお)氏 プロフィール

名倉 良雄(なくら・よしお)氏 プロフィール

京都大学大学院工学研究科修士課程修了。平成5年4月厚生省入省。平成28年6月環境省地球環境局総務課低炭素社会推進室長、29年7月同省水・大気環境局土壌環境課長、30年7月同省環境再生・資源循環局廃棄物適正処理推進課長、令和3年10月より現職。
座右の銘は「学びて思わざれば則ち罔(くら)し、思いて学ばざれば則ち殆(あやう)し」という論語の一節で、「知識として知っているだけでも的を射た活用ができない、思いがあっても知識が無いと危なっかしくて道を誤る。強い思いに加えて、正しいエビデンスの裏付けが必要」という。中学時代から水泳が趣味で、現在はランニングや自転車も嗜んでいるという。昭和43年5月生まれ。

技術最前線

目次

グラビア

  • こうろん ロジスティックス …幹太
  • 再発防止へ調査進む
  • ともに手を携え経営基盤強化
  • ICTで業務効率化
  • デザイン蓋を活用した広報活動
  • 技術最前線
  • マンスリーフラッシュ
  • 水面は語る 第17回 母を憶いて蓮華咲く …白汚零

表紙の人に聞く
水道の基盤強化と経営適正化 …名倉 良雄氏

記者座談会 経済政策と料金減額

逆転の思想 名前の読み方 …亀田泰武

座談会 水道事業の地震対策 -後編-
…(公社)全国上下水道コンサルタント協会主催

東京水道人物伝⑥ 浄水処理のあゆみと有名無名人 …山田 弘

不定期連載第10回 米国における水処理の最新動向:
オゾン ウェーコ市加圧浮上法浄水場 …池端 慶祐

特別寄稿 コロナ禍における水道料金等の減免について …多芸無芸

研究報告 旭川軍用水道等の設計者 井上二郎について …鈴木 繁

シリーズ 海外水ビジネスの要点を探る㊴
気候変動問題-カーボンプライシングについて …宇野 安

コラム 海外水ビジネスの眼 
時の流れ-環境会計- …アリス

技術評論 津波警報 …中里卓治

コラム 楽知る上下水道 ㉓
川の流れとダルシー・ワイスバッハ式 …那須 基

連載 器に随いて主となれば皆真なり(三) …福井 照

連載 生物屋の緩速ろ過池研究 その10
ルーツは生物経済学 …中本信忠

解説・水道技術士試験⑿ …技術士を目指す人の会

「下水道技術士」への道〈45〉 …下水道技術士試験研究会

下を向いて歩けば 第九十一回
どうしても気になる配水塔 …垣下嘉徳

公論交差点 「コロナ後の社会構想の基盤としてのコモンズ、水循環コモンズの現状」に対する齋藤博康氏のコメントへの返信 …多田純治

隔月連載 大ちゃんのつぶやき 人生は健康第一
-私の健康づくり- …杉戸大作

  • 経済時評 最優先されるべきこと …椿堡辰三
  • 公論ダイジェスト
  • 広告索引/編集後記

過去の記事

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