表紙の人 (公社)日本水環境学会会長 広島大学教授・環境安全センター長 西嶋 渉 氏
広島大学の西嶋渉教授は、オゾンを活用した水処理技術や汚泥のメタン発酵技術の開発などで上下水道界では知られてきたが、その研究の範疇は海洋や土壌、廃棄物など幅広い分野に及んでいる。今号の表紙の人に聞くは、昨年10月に50周年の節目を迎えた日本水環境学会の会長も務める西嶋教授に、現在取り組まれている研究の概要とともに、節目を迎えた学会活動の今後について伺った。
表紙バック写真 広島大学の研究フィールドである広島湾の情景
西嶋 渉(にしじま・わたる)氏 プロフィール
西嶋 渉(にしじま・わたる)氏 プロフィール
筑波大学第二学群生物学類卒、昭和62年3月同大学大学院環境科学研究科修士課程修了、平成4年2月広島大学工学部助手、12年5月同大学大学院工学研究科助教授、17年8月同大学環境安全センター教授、18年4月同大学環境安全センター長。広島県環境審議会会長、広島市環境審議会会長、日本オゾン協会理事、日本水環境学会理事などを歴任し、令和3年6月より同学会会長。
10年ほど前から健康維持のために始めた趣味のマラソンは、地元の大会のほか東京マラソンなど各地の大会に応募し、年に数回走る。好きな本のジャンルは警察小説で、米国の作家マイクル・コナリーの「ハリー・ボッシュ」シリーズは全巻読破したという。