表紙の人 長崎市上下水道事業管理者上下水道局長 野瀬 弘志 氏
8市町の大合併の結果、広大な市域の中に多数の点在する上下水道施設を有することになった長崎市。基盤強化と経営効率化に向け、施設の統廃合を進めてきたが、この先には人口減少や産業構造の変化による収入の減少、老朽化施設の増大という「冬の時代」が待ち構えている。こうした中、上下水道局では「現場の実状から課題を把握し、解決策を見つけ出す」若手職員のチャレンジを後押しすることで、この困難に立ち向かっている。その取組みの全容を野瀬弘志管理者に伺った。
表紙バック写真 世界遺産「明治日本の産業革命遺産」の構成資産のひとつである「旧グラバー住宅」。
野瀬 弘志(のせ・ひろし)氏 プロフィール
野瀬 弘志(のせ・ひろし)氏 プロフィール
駒沢大学経営学部卒。昭和57年長崎市役所入庁。平成17年4月総務部総務課長、21年4月秘書課長、23年月上下水道局業務部長、25年10月原爆被爆対策部長、28年4月企画財政部長、令和元年7月より現職。座右の銘は、長崎市下水道場のメンバーが考えたという「One For Water、All For Water」。趣味は読書で、「坂の上の雲」など司馬遼太郎の著書が愛読書。長崎市下水道供用開始60周年記念マンホールのデザインとなった人気漫画「弱虫ペダル」も1巻から77巻まで読破、「チームで役割分担しながらレースに臨むストーリーに感銘を受けた」という。健康法は職場から自宅まで歩くこと、休日も夫婦で散歩を楽しんでいる。昭和33年10月生まれ。