表紙の人 長澤 秀則 氏
米内浄水場の稼働から始まった盛岡市の水道事業は来年に90周年を迎える。起債ゼロという健全経営を維持しつつも、100年先を見据えた施設の再構築に着手しており、浄水場の廃止・統合や管路ネットワークの見直しなどは、人口減少に直面する全国事業体の模範になるものだ。
またDXの推進や職員のスキル向上などにも注力している。現状と今後の展開について、長澤管理者にお話を聞いた。
表紙バック写真 米内浄水場の緩速ろ過地とヤエベニシダレヒガンザクラ。
長澤 秀則(ながさわ・ひでのり)氏 プロフィール
長澤 秀則(ながさわ・ひでのり)氏 プロフィール
昭和58年岩手大学人文社会科学部卒業、同年都南村(現・盛岡市)採用。平成24年盛岡市上下水道局上下水道部経営企画課長、25年同市財政部財政課長、27年同市財政部次長、28年同市農林部長、令和3年3月同市退職。同年4月公益財団法人岩手県市町村振興協会事務局長、岩手県市長会事務局次長。4年4月から現職。趣味は囲碁と硬式テニスで、囲碁は関東全水道人囲碁大会に一度参加したいと思っている。テニスは市役所と上下水道局それぞれのクラブに属し、終業後に汗を流す。地域の伝統行事で稲の害虫を追い払うことが起源の「虫追いまつり」のスタッフを務めているが、コロナ禍で中断しているため、行事の再開と継承を望んでいる。昭和36年2月都南村(現・盛岡市)生まれ。