表紙の人 東京都下水道局 局長 神山 守 氏
もう2年以上の月日が経とうとしているが、新型コロナウイルス感染症の収束はいまだ先が見えてこない。こうした中、1400万都民の生活基盤を支えるエッセンシャルワーカーとして東京都下水道局は中長期的な基本方針を示す「経営計画2021」と「技術開発推進計画2021」を策定した。その中で強く打ち出されたのは、職員自らが課題を探し出し解決に導く姿勢だという。そこで、両計画策定の陣頭指揮を執った神山下水道局長にその狙いとポイント、今後の展開などについて伺った。
表紙バック写真 大正11(1922)年に運転を開始し、今年で100歳を迎える旧三河島汚水処分場喞筒場施設
神山 守(かみやま・まもる)氏プロフィール
神山 守(かみやま・まもる)氏プロフィール
早稲田大学理工学部卒。昭和60年4月東京都入庁、平成12年4月建設省土木研究所、17年7月同局計画調整部副参事(緊急重点雨水対策事業担当)、18年7月同局建設部土木設計課長、19年6月同局施設管理部管路管理課長、20年7月同局計画調整部計画課長(統括課長)、22年7月同局担当部長(日本下水道事業団派遣・東日本設計センター長)、24年7月同局第一基幹施設再構築事務所長、25年7月同局技術開発担当部長、26年7月同局施設管理部長、27年7月同計画調整部長、29年8月流域下水道本部長、30年4月同局技監、令和3年4月より現職。博士(工学) 好きな言葉は、中国古代の歴史書「書経」にある「九仞の功を一簣に虧く(きゅうじんのこうをいっきにかく)」。趣味は愛犬と連れ立っての近所を巡る散歩。最近読んでためになったのは中谷内一也同志社大学教授の書いた「信頼学の教室」という。昭和36年6月生まれ。