表紙の人 総務省大臣官房審議官(公営企業担当)渡邊 輝 氏
下水道事業の数ある課題の中でも人口減少による事業経営への影響は深刻だ。こうした中、総務省では公営企業会計の適用や経営戦略の策定を通じて下水道の経営改革を進めてきた。また現在は、事業効率化や生産性向上を目指した広域化・共同化をさらに推進するための施策も展開してきている。そこで、今号の「表紙の人に聞く」では、総務省の渡邊輝審議官にご登場いただき、下水道を取り巻く環境への所感とともに、地方自治体に真摯に向き合ってきた取組みの中で浮き彫りになった課題などについて伺った。
表紙バック写真 コロナ禍が始まる以前に訪れた上高地の雄大な景色
渡邊 輝(わたなべ・あきら)氏プロフィール
渡邊 輝(わたなべ・あきら)氏プロフィール
東京大学法学部卒業。平成元年大蔵省(現財務省)入省。平成17年4月徳島県県民環境部長、18年8月同県企画総務部長、19年7月金融庁監督局協同組織金融室長、21年7月同局監督企画官、22年7月総務省人事恩給局(現内閣人事局)参事官(給与・退職手当)、24年7月財務省関税局管理課長、25年7月人事院給与局給与第二課長、27年7月内閣府政策統括官(経済財政運営担当)付参事官、29年7月財務省大臣官房会計課長、30年6月㈱日本政策金融公庫取締役、令和2年7月より現職。好きな言葉は、中国・前漢時代に淮南王劉安が学者を集めて編纂させた思想書「淮南子(えなんじ)」にある「行年五十にして四十九の非を知る、六十にして六十化す」。趣味の囲碁は「いまだ低段(三段程度)だが、こちらは『伸びしろ』を信じる」。昭和41年8月生まれ。