表紙の人 ㈱G&U技術研究センター代表取締役所長 尾﨑 正明 氏
下水道のマンホール蓋は、下水道管路施設の中で唯一住民との接点となっていると言えるものである。しかしながら、全国に約1500万基あるとされるマンホール蓋は、近年頻発する豪雨などの自然災害や、老朽化ストックの増大など、多くの課題に直面している。G&U技術研究センターは、これらマンホール蓋の安全性の向上と技術情報の発信を目的に開設された。令和2年9月の就任からセンターのさまざまな取組みを牽引している尾﨑正明所長に、マンホール蓋を取り巻く動向や課題とともに、センターが現在注力している研究・開発事業について語っていただいた。
表紙バック写真 マンホールを核とした、さまざまな調査研究を行っている「G&U技術研究センター」
尾﨑 正明(おざき・まさあき)氏 プロフィール
尾﨑 正明(おざき・まさあき)氏 プロフィール
昭和59年3月京都大学大学院(衛生工学専攻)修了、同年4月建設省入省、平成16年4月(独)土木研究所材料地盤研究グループ上席研究員、20年4月岡山市下水道局長、23年7月国土技術政策総合研究所下水道研究部下水道研究官、24年4月(財)下水道新技術推進機構研究第一部長、25年5月国土技術政策総合研究所下水道研究部下水道機能復旧研究官、27年4月国土交通省退職、同年7月(一社)全国上下水道コンサルタント協会専務理事、令和2年7月(株)G&U技術研究センター顧問、同年9月より現職。通勤時間を利用して金子勝・著「平成経済 衰退の本質」、吉見俊哉・著「平成時代」などの平成を振り返る本を読むことが多くなった。自分が社会に出て働いてきた期間とほぼ一致するため興味を持って読んでいる。趣味はウォーキング。玉川上水や神田川、善福寺川沿いを歩き、一日一万歩を目標にしている。座右の銘は、千里の道も一歩より。昭和34年12月27日生まれ、広島県出身。