表紙の人 久保俊裕・(一社)日本ダクタイル鉄管協会会長・理事長広域連携の橋渡しへ情報交流の場を提供 官と学をつなぐセミナー管路DBの研究成果軸に
昨年10月に改正水道法が施行され、全国各地で水道の基盤強化に向けた取組みが推進されつつあるが、水道資産の約7割を占める管路の対応は喫緊の課題の一つだ。昨年6月から(一社)日本ダクタイル鉄管協会の会長・理事長として、水道のメイン管材であるダクタイル鉄管業界の陣頭指揮を取る久保氏にご登場を賜り、同協会が近年注力する取組みや今後の展開、水道の基盤強化に向けた活動方針などを聞いた・・・
表紙バック写真 カリフォルニア州サンノゼ市のペニテンシア浄水場へつながる導水管路(2本)と送水管路(1本)に採用された、ハザードレジリエントダクタイル鉄管(Ф1800、1650、1500)
久保 俊裕(くぼ・としひろ)氏 プロフィール
久保 俊裕(くぼ・としひろ)氏 プロフィール
1979(昭和54)年に㈱クボタ入社。鉄管研究部長、鉄管企画部長、代表取締役副社長執行役員兼本社事務所長兼人事・総務本部長などを歴任し、2019(平成31)年に退任。2014(平成26)年9月から(一社)日本ダクタイル鉄管協会会長、2019(令和元)年6月から同理事長を務めているほか、関西経済連合会の労働政策委員会副委員長およびグローバル人材育成活用委員会副委員長、日本水道協会理事などの要職も歴任している。座右の銘は「継続は力なり」と松尾芭蕉が説いた「不易流行」。「たとえ少しずつでも前へ前へと進んでいくといずれは目標に到達する」「常に新しさを取り入れていくことこそが変わらず続いていくことの本質」と語る。愛読書は池波正太郎の鬼平犯科帳、剣客商売など。趣味はゴルフ。「あまり上手ではないが、打ち方に、道具に、攻め方に考えを巡らせることは面白い」と破顔する。1953(昭和28)年4月5日生まれ。