水道公論

昭和45年5月月刊誌としてスタートし、「豊で住みよい社会」の基盤である水道、下水道、工業用水道事業等の整備促進をベースに、国民生活を支える「水」関連事業のすべてを多角的・総合的に解説・論述する「水の総合雑誌」です。指導的な官界人・経済界人・大学の学究人など幅広い執筆陣を網羅して、詳細なデータとその分析を中心とした論文や率直な座談会・インタビューなどで「水問題の動向」を掘り下げ、分かりやすい情報誌としても親しまれています。

水道公論 2019年9月号

水道公論 2019年9月号

表紙の人 村上雅亮・(公社)全国上下水道コンサルタント協会会長、㈱NJS代表取締役社長新しい時代に魅力あるコンサルタントつくる 上下水道事業の重要な担い手へ

全国上下水道コンサルタント協会(水コン協)は5月、AWSCJ Vision2015-2025の第二期中期行動計画(2019-2021)を策定した。同計画は、新しい時代の上下水道を推進し、魅力ある水コンサルタントをつくるためのもの。上下水道事業を取り巻く課題が山積する中で、水コンサルタントは今後どのような役割が求められるのか。就任2年目を迎え、第二期中期行動計画策定の陣頭指揮を執った村上会長に、計画のポイントや達成に向けて求められる展開、すでに計画に基づき具現化している取組みなどについてお聞きした・・・

表紙バック写真 デジタル化時代のインフラ管理に挑む

村上 雅亮(むらかみ・まさあき)氏 プロフィール

村上 雅亮(むらかみ・まさあき)氏 プロフィール

昭和50年3月早稲田大学理工学部土木工学科卒、同年4月日本上下水道設計(現NJS)に入社。平成16年取締役東部支社長、平成24年3月常務取締役、平成26年3月より現職。平成30年6月から水コン協会長も務めている。趣味は健康維持のために行っているヨガとウォーキング。愛読書はエッケンフェルダーの「産業排水の処理」、吉川洋の「高度成長」、P・F・ドラッカーの「テクノロジストの条件」、ジャレド・ダイアモンドの「銃・病原菌・鉄」、更科功の「絶滅の人類史」など多数。座右の銘はマハトマ・ガンジーの名言「良きことはカタツムリのように進む」。水コンサルタント業界のリーダーとして、いたずらに急がず、会員各社の社会的地位の向上をめざしていく。昭和27年11月生まれ、愛知県出身。

目次

グラビア

  • こうろん 選挙公約に「料金値下げ」と聞いて思うこと
  • 水道技術国際シンポジウム 新たな連携 水の未来を発信
  • 将来見据え 取組み着実に
  • 施設整備し さらなる安全性向上へ
  • 強みを生かし レベルアップ
  • マンスリーフラッシュ

表紙の人に聞く
新しい時代に魅力あるコンサルタントをつくる …村上雅亮氏

記者座談会 厚労省水道課長人事の経過と今後

逆転の思想 寒冷化の災害リスク …亀田泰武

緊急検証特集 小規模水道のあり方を考える

技術評論 水道管統計から見える不思議 …虚心坦懐

世界に貢献する日本の力~JICA専門家の活躍~
(19)パキスタン …星野孝、瀬川進太、村上徹也

不定期連載 第4回 米国の上下水道におけるオゾンの採用動向
アンダーソン合同地域水道局、レイクハートウェル浄水場 …池端慶祐

シリーズ 海外水ビジネスの要点を探る⑩
海外水ビジネスにおける競合の検討 …山口岳夫

コラム・海外水ビジネスの眼 
インド 水問題対策に新しい省を設立 …坊

連載 鉛中毒と鉛管の話 第4回 鉛の溶出 …梶野勝司

「下水道技術士」への道(11) …下水道技術士試験研究会

余話様々・虚無恬淡 第63回 名前あれこれ …杉戸大作

下を向いて歩けば 
第五十七回 蓋をめぐる夏のイベント2019 …垣下嘉徳

  • 経済時評 持続と進化を導く祭典 …真保秀幸
  • 公論ダイジェスト
  • 広告索引/編集後記

記者座談会 厚労省水道課長人事の経過と今後

8月1日付で厚生労働省医薬・生活衛生局水道課長に熊谷和哉氏が就任した。言うまでもなく厚労省水道課長は水道行政のトップであり、その動向には注目が集まるが、環境省の中で人事が行われていることもあり、なかなか情報を得ることができず、人事異動の時期になると各所で予想話に花が咲いている。それは本誌も同様であるが、今回新たに就任したデスクの下、これまでは内々で行っていた厚労省水道課長人事に関する議論について、改めて記者座談会として収録した・・・

経済時評 持続と進化を導く祭典

「下水道展’19横浜」(主催=日本下水道協会)が8月6日から4日間、横浜市内のパシフィコ横浜で開かれた。346社・団体によって、生産性革命を劇的に押し上げるICT/IoT・ロボット・人工知能といった最先端イノベーション、要素技術およびソリューション提案による創・省エネルギー、激甚化する豪雨や頻発する大規模地震を見据えた防災・減災対応、施設老朽化を踏まえた維持管理・改築更新、人口減少時代に対応した事業持続化手法など、時代を反映した技術が数多く展示され、持続と進化を導く祭典となった・・・

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連載 水を伝える
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