水道公論

昭和45年5月月刊誌としてスタートし、「豊で住みよい社会」の基盤である水道、下水道、工業用水道事業等の整備促進をベースに、国民生活を支える「水」関連事業のすべてを多角的・総合的に解説・論述する「水の総合雑誌」です。指導的な官界人・経済界人・大学の学究人など幅広い執筆陣を網羅して、詳細なデータとその分析を中心とした論文や率直な座談会・インタビューなどで「水問題の動向」を掘り下げ、分かりやすい情報誌としても親しまれています。

水道公論 2019年8月号

水道公論 2019年8月号

表紙の人 松井佳彦・(公社)日本水環境学会会長・北海道大学大学院工学研究院教授会員の意見を踏まえて課題や要望に迅速対応 産官学の関係者が集う開かれた場に

北海道大学大学院の松井佳彦教授は、水質基準の設定・改訂に当たっての科学的知見を蓄積する厚労科研の研究代表者、水質基準逐次改正検討会の座長を務めるなど、かねてから水道界をけん引してきたが、6月に日本水環境学会の会長に就任した。新会長としてどのように水環境学会を発展させていくのか。率直なお考えをお聞きするとともに、近年取り組んでいる主要な研究開発の内容、産官学ならびに官民連携、人材育成にかんする考えをお聞きした・・・

表紙バック写真 フランス・バルディゼールのスキー場

松井 佳彦(まつい・よしひこ)氏 プロフィール

松井 佳彦(まつい・よしひこ)氏 プロフィール

1984(昭和59)年北海道大学大学院工学研究科衛生工学専攻博士後期課程中退、同年北海道大学助手(工学部衛生工学科)、1995(平成7)年岐阜大学助教授(工学部土木工学科)、1998(平成10)年同教授(同)、2005(平成17)年北海道大学教授(大学院工学研究院環境創生工学部門)、現在に至る。2019年(令和元年)4月より日本学術振興会学術システム研究センターの主任研究員を併任している。日本水環境学会では2015(平成27)年より副会長を務め、2019年(令和元年)6月に会長に就任した。1957(昭和32)年12月生まれ、北海道出身。

目次

グラビア

  • こうろん 楽しく仕事をするために
  • 山形県沖地震 新潟で震度6強を観測
  • 変わる給水装置の現場
  • 管路更新の負担を軽減
  • 集中豪雨に対応 進む浸水対策
  • IoT・ドローン・MR技術 「見える化」技術の最先端

表紙の人に聞く
会員の意見を踏まえて課題や要望に迅速対応 …松井佳彦氏

記者座談会 マンホールカードの魅力と今後

逆転の発想 車窓の印象 …亀田泰武

詳報 早稲田大学産研フォーラム 
水道法改正後の将来像を描く その2

技術評論 
千年豪雨時代到来~豪雨災害にどう立ち向かうか~ …一水四見

シリーズ 海外水ビジネスの要点を探る⑦・⑧

コラム・海外水ビジネスの眼 西アフリカの国々

連載 鉛中毒と鉛管の話 
第3回 鉛と水質試験 …梶野勝司

Finder~技術者の視点から~㉕技術継承 …中里卓治

不定期連載 水道人物伝②
漏水防止の歩み~漏水率3%を実現させた有名無名人~ …山田弘

余話様々・虚無恬淡 
第62回 男性用トイレ考(立ち座か) …金子光美

「下水道技術士」への道(10) …下水道技術士試験研究会

下を向いて歩けば 第五十六回 清濁併せ呑むのが度量!? …垣下嘉徳

  • 経済時評 社会的評価向上へ …真保秀幸
  • 公論ダイジェスト
  • 広告索引/編集後記

記者座談会 マンホールカードの魅力と今後

GKP・下水道広報プラットホームが、カード型のパンフレットとして平成28年4月に第1弾を投入し、瞬く間にその人気が全国に波及したマンホールカード。この8月に投入される第10弾で、シリーズ累計で455自治体が539種のカードを発行、増刷を含む総発行枚数は414万枚に達した。それほどまでに人々を熱狂させるカードの魅力とは何か、そして今後の展開は。カードファンを自任する記者を交えて、マンホールカードの人気の秘密に迫ってみた・・・

経済時評 社会的評価向上へ

全国管工事業協同組合連合会は7月3日、鹿児島市内で第59回通常総会・全国大会を開き、新会長に藤川幸造副会長(富山県管工事業協同組合連合会会長)が選任された。6期12年と長きにわたり管工事事業界の発展に尽力した大澤規郎会長は勇退。人材の確保など管工事業を取り巻く環境が厳しさを増しているなか、「命の水を届ける使命と責任」を果たすべく、藤川新体制のもと改正水道法への対応や若年者の入職促進など業界基盤の強化に挑む・・・

過去の記事

連載 水を伝える
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