表紙の人 辻原俊博・地方共同法人日本下水道事業団理事長地方公共団体のパートナーとして邁進 計画から管理までの流れを俯瞰
頻発する災害やIT社会の到来、本格的な人口減少時代の突入など、地方公共団体の下水道事業を取り巻くさまざまな課題に対し、「ソリューションパートナー」「ナショナルセンター」を旗印に、最適解を導くための工夫を重ねているJS日本下水道事業団。本誌では、新年を迎えるにあたって、辻原理事長に現在課題とお考えのこと、その実現に向けた果たすべき役割などについて聞いた・・・
表紙バック写真 日本下水道事業団研修センターでの海外下水道技術者研修(インドネシア)
辻原 俊博(つじはら・としひろ)氏 プロフィール
辻原 俊博(つじはら・としひろ)氏 プロフィール
昭和50年に東京大学法学部卒業、建設省に入省。昭和63年建設省都市局都市政策課課長補佐、平成元年日本下水道事業団企画総務部総務課長、5年国土庁長官官房総務課広報室長、16年国土交通省大臣官房審議官、19年国土計画局長など多彩な職を務め、29年1月に現職に就任。
趣味は将棋。負けるの嫌で最近は「観る将」だと笑うが、プロの対局は時間を忘れて見入ってしまうという。愛読書は昭和史の本。「なぜ戦争になったのか。なぜ負けて、どのように復興したのか。そこは検証したほうがいいし、われわれも知るべきだと思います」。信条は「実行」。「思い出に残っているのも具体的な成果が残った仕事。現場で実行して成果を上げることが何より重要だと思っています」と話す。地方公共団体のソリューションパートナーとして、新たな地平を見据えるJSトップの実行力に期待がかかる。昭和25年、和歌山県生まれの68歳。