水道公論

昭和45年5月月刊誌としてスタートし、「豊で住みよい社会」の基盤である水道、下水道、工業用水道事業等の整備促進をベースに、国民生活を支える「水」関連事業のすべてを多角的・総合的に解説・論述する「水の総合雑誌」です。指導的な官界人・経済界人・大学の学究人など幅広い執筆陣を網羅して、詳細なデータとその分析を中心とした論文や率直な座談会・インタビューなどで「水問題の動向」を掘り下げ、分かりやすい情報誌としても親しまれています。

水道公論 2024年12月号

水道公論 2024年12月号

表紙の人 広島県水道広域連合企業団副企業長 伊達 英一 氏

広島県水道広域連合企業団は、広島県の強いリーダーシップにより県内14市町の水道事業および県の水道用水供給事業・工業用水道事業を含めた16 事業が統合されたことで、令和5年4月に発足した。統合で規模が大きくなったことにより、各施設の再編整備や先進的施策の導入・水平展開がより加速している。水道事業の経営基盤強化のトップランナーとしての取組みを、同企業団の伊達副企業長に聞いた。

伊達 英一(だて・えいいち)氏 プロフィール

伊達 英一 (だて・えいいち)氏 プロフィール

昭和55年中央大学法学部法律学科卒業、同年4月広島県総務部人事課採用。環境県民局環境政策係長、地域振興局振興課参事、総務局経営戦略部長、同局戦略審議官などを歴任し、行政の効率化や行政計画の策定にも携わった。平成29年3月広島県退職、同年4月広島県土地開発公社・住宅供給公社・道路公社理事長。令和5年4月より現職。モットーは「先憂後楽」で、計画を立てる際はあらゆる悪い事態を想定した対応を想定する一方で、仕事が動き出したら「何とかなる」と気楽に構え必要以上に悲観しないという。休日にはゴルフを楽しむ。昭和32年12月24日生まれの66歳。

技術最前線

目次

グラビア

  • こうろん ビジョン無くして事業マネジメント無し …ナポリタンもんじゃ
  • 技術最前線
  • 令和6年度全国会議 2024神戸水道展 …8
  • 水面は語る 第46回 地下が人知れず複雑なワケ …白汚 零

表紙の人に聞く ダウンサイジングと危機管理対応に注力
DXによる効率化や職員意識統一も重視
…広島県水道広域連合企業団副企業長 伊達 英一 氏

特別寄稿 給水装置工事に係る遠隔検査の実証について
…香田知亮

連載 公共事業の新しい評価方法の提案―公共下水道を例として 第2回
第2章 ライフサイクルコストによる下水道管きょシステム代替案特性
…公共事業のLCC /LCーCO2評価研究会

特別寄稿 日本水道協会名誉会員第一号 大井 清一 その軌跡と功績
第五回 上水協議会の育ての親 大井清一博士…山崎達雄

連載 理想的なインフラ経営に向けたアプローチ
第7回 水道事業と下水道事業の喫緊の課題②…工藤克典

技術評論 あの時から30年 …水滴石穿

Finder 提言5題 …中里卓治

コラム 楽知る上下水道 満員電車とDLVO理論 …那須 基

連載 宇宙の流れ 生命の流れ 水の流れ-第8回- …福井 照

連載 海外ODAプロジェクトの技術コンサルティング実務 
第12回 第4章 プロジェクトの事例⑸…秋永薫児

余話様々・虚無恬淡 第99回 欧州人孔蓋の様々 その他 …亀田泰武

「下水道技術士」への道〈74〉 令和5年度衛生工学水質管理Ⅲ-2
【汚泥肥料の利用検討】…下水道技術士試験研究会

下を向いて歩けば 第120回 路上の◯ わ! …垣下嘉徳

連載 生物屋の緩速ろ過池研究 その39
念願の国際緩速・生物ろ過会議を名古屋市で…中本信忠

連載 水循環計画の論理―再考:「沈黙の春」の小川―
第12回 第2部 長明の視た800年後の現在 第7章
水循環基本法の形骸化と言う蛮行(その2)
水循環行政の展開を阻む縦割り行政 …稲場紀久雄

コラム これからのインフラを見る眼
水インフラへの米国政府の資金支援 …寿司好

  • 経済時評 水道行政移管の成果 …先生任
  • 公論Pickup
  • 広告索引/編集後記

過去の記事

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