水道公論

昭和45年5月月刊誌としてスタートし、「豊で住みよい社会」の基盤である水道、下水道、工業用水道事業等の整備促進をベースに、国民生活を支える「水」関連事業のすべてを多角的・総合的に解説・論述する「水の総合雑誌」です。指導的な官界人・経済界人・大学の学究人など幅広い執筆陣を網羅して、詳細なデータとその分析を中心とした論文や率直な座談会・インタビューなどで「水問題の動向」を掘り下げ、分かりやすい情報誌としても親しまれています。

水道公論 2025年1月号

水道公論 2025年1月号

表紙の人 川崎市上下水道事業管理者 大澤 太郎 氏

大正13年に人口約5万人で市制を施行した川崎市は、令和6年7月1日に市制100周年を迎え、政令指定都市として6番目の人口を擁する大都市へと成長した。川崎市の水道事業は、浄水場の機能集約・統廃合による水道事業の再構築事業を経て、耐震化や料金改定、人材の確保・育成といった課題に取り組んでいる。現状と今後について、同市上下水道局の大澤管理者に聞いた。

大澤 太郎(おおさわ・たろう)氏 プロフィール

大澤 太郎 (おおさわ・たろう)氏 プロフィール

神奈川県立川崎高等学校卒業後、昭和59年に川崎市役所入庁。平成29年に環境局長、31年に総務企画局長などを歴任し、令和3年から現職。アインシュタインの「昨日から学び、今日を生き、明日へ期待しよう」という言葉を「常に自分の周りのものに疑問を持っていくこと」と捉え、仕事において新たな視点や改善点、さらなる効率性を模索しているという。体を動かすのが好きで、歩数は1日1万歩を超え、休日はジム通いやサイクリングを楽しむ。また読書も好む。昭和35年8月生まれの64歳。

技術最前線

目次

グラビア

  • こうろん 巳年の初めに思う …雨音奏奏
  • マンスリーニュースフラッシュ
  • 技術最前線
  • 水面は語る 第47回 水面ノスタルジア…白汚 零
  • 表紙の人に聞く 時代に合った水道料金制度へ改定を議論
    耐震化・人材確保で持続可能な水道事業を
    川崎市上下水道事業管理者 大澤 太郎 氏

    逆転の思想 富の偏在 …亀田泰武

    特別寄稿 江戸市中の玉川上水
    -GISで市中開きょ区間を読み解く …保坂幸尚

    公論交差点 水道一老兵が考える今後の水行政の在り方…多田純治

    「水」が持つ価値とは何か
     ―第5回有識者インタビュー:大垣眞一郎氏―…村上道夫

    東京水道人物伝⑪続・配水のあゆみと有名無名人…山田 弘

    連載 公共事業の新しい評価方法の提案
    ―公共下水道を例として 第3回 第3章
    モデル地区下水道管きょシステムのライフサイクルコスト評価
    …公共事業のLCC /LCーCO2評価研究会

    コラム これからのインフラを見る眼 信頼の創り方 …閑明蓮啓

    連載 宇宙の流れ 生命の流れ 水の流れ 第9回 …福井 照

連載 水循環計画の論理―再考:「沈黙の春」の小川―
第13回 第2部 長明の視た800年後の現在
第8章「春の小川」の再生を求める人々…稲場紀久雄

技術評論 水道事業の持続のために …虚心坦懐

Finder 顧客参加 …中里卓治

コラム 楽知る上下水道53 熟練の技と活性汚泥モデル …那須 基

解説・水道技術士試験􂚬  令和6年度 上水道及び工業用水道Ⅱ―1―1【沈澱池の表面負荷率】Ⅱ―1―2【PFAS】Ⅱ―1―3【震災対策用貯水施設】Ⅱ―1―4【金属管の腐食】 …技術士を目指す人の会

「下水道技術士」への道〈75〉 令和6年度 Ⅱ―1―1【計画汚泥量】Ⅱ―1―2【液状化によるMH浮上原理と対策】 …下水道技術士試験研究会

下を向いて歩けば 第121回 乙巳の年は、どんな年に …垣下嘉徳

連載 海外ODAプロジェクトの技術コンサルティング実務 
第13回 第5章 プロジェクトマネージャーの仕事⑴ …秋永薫児

隔月連載 大ちゃんのつぶやき 百寿を目指して…杉戸大作

連載 生物屋の緩速ろ過池研究 その40 
藻の繁殖は役立っていた …中本信忠

  • 経済時評 下水汚泥肥料の波及を …先生任
  • 公論Pickup
  • 広告索引/編集後記

過去の記事

連載 水を伝える
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