水道公論

昭和45年5月月刊誌としてスタートし、「豊で住みよい社会」の基盤である水道、下水道、工業用水道事業等の整備促進をベースに、国民生活を支える「水」関連事業のすべてを多角的・総合的に解説・論述する「水の総合雑誌」です。指導的な官界人・経済界人・大学の学究人など幅広い執筆陣を網羅して、詳細なデータとその分析を中心とした論文や率直な座談会・インタビューなどで「水問題の動向」を掘り下げ、分かりやすい情報誌としても親しまれています。

水道公論 2025年5月号

水道公論 2025年5月号

表紙の人 クリアウォーターOSAKA株式会社代表取締役
城居 宏 氏

クリアウォーターOSAKA株式会社は大阪市出資100%の企業として地域を支え、大阪市下水道施設の維持管理と、行政と民間をつなぐ官民連携事業の2つを大きな柱として、行政経験に基づくトータルサポート力を活かし、国内外の下水道事業に幅広く貢献している。上下水道の連携が謳われる中で、ウォーターPPPへの対応や人材育成、DXの推進などの課題も山積している。下水道展’25大阪の今夏開催そして2025大阪・関西万博の開幕を迎えた今、こうした課題への取組みを同社の城居代表取締役に聞いた。

表紙バック写真 EXPO2025 大阪・関西万博のエントランス 、大屋根リングと公式キャラクター「ミャクミャク」のデザインマンホールふた

城居 宏(しろい・ひろし)氏 プロフィール

城居 宏 (しろい・ひろし)氏 プロフィール

昭和60年3月京都大学大学院(交通土木工学)修了、平成4年6月米マサチューセッツ工科大学経営大学院MOTコース修了。昭和60年大阪市入庁(下水道局)。その後、計画調整局、都市環境局などを経て平成26年建設局下水道河川部長、29年建設局理事、令和2年経済戦略局理事(万博担当)、3年大阪市退職。同年クリアウォーターOSAKA常務取締役、6年6月から現職。感銘を受けた格言は、実業家の稲盛和夫氏の「楽観的に構想し、悲観的に計画し、楽観的に実行する」で、「構想する時はまずこうありたいという夢と希望で目標を定め、計画段階ではやり遂げるためあらゆるリスクを想定し、そして実行そのものは楽しみながら堂々とやっていく」と語る。趣味はスポーツ観戦、旅行とゴルフで、メジャーリーグ、プロバスケットを観るのが好き。昭和35年7月30日生まれの64歳。

技術最前線

目次

グラビア

  • こうろん 巳年にて思う2 …雨音奏奏
  • 技術最前線
  • マンスリーフラッシュ
  • 水面は語る 第51回 花びらの舞う下水道…白汚 零

表紙の人に聞く
行政経験や現場力活かした知見を市外にも展開
トータルマネジメントができる若手人材を育成
…クリアウォーターOSAKA株式会社代表取締役 城居 宏 氏

健全な社会と人を支える安全安心な水循環系の実現 第4回
「 真空紫外線ベースの促進酸化/還元処理を用いた微量汚染物質除去システムの構築」 …松下 拓
「ナノバブル・MBR技術の開発」 …木村克輝

逆転の思想 見ぬこと清し …亀田泰武

特別寄稿
江戸市中の玉川上水―GISで水船用の上水吐樋を考察する …保坂幸尚

「水」が持つ価値とは何か
―第7回有識者インタビュー:渡邉紹裕氏―…乃田啓吾、村上道夫

連載 水循環計画の論理―再考:「沈黙の春」の小川―
第17回 第3部 「春の小川」を取り戻すために
第11章 「下水道はここまで」の意味…稲場紀久雄

技術評論 ポーラスターは見えているか?…古墓松柏

Finder 年功助力 …中里卓治

コラム 楽知る上下水道57 フグの肝と塩素 …那須 基

連載 海外ODAプロジェクトの技術コンサルティング実務
第15回 第5章 プロジェクトマネージャーの仕事⑶ …秋永薫児

連載 生物屋の緩速ろ過池研究 その44
フィジー国の村落給水事業に協力 …中本信忠

コラム これからのインフラを見る眼
トランプ関税とインフラと公共心 …不見丸

連載 宇宙の流れ 生命の流れ 水の流れ 第13回 …福井 照

隔月連載 大ちゃんのつぶやき 歌は世につれ …杉戸大作

解説・水道技術士試験29
令和6年度 上水道及び工業用水道Ⅲ-1【官民連携】
…技術士を目指す人の会

「下水道技術士」への道 〈79〉
令和6年度 Ⅲ-1【カーボンニュートラル】…下水道技術士試験研究会

下を向いて歩けば 第125回 黒部の太陽・珈琲⁉ …垣下嘉徳

  • 公論Pickup
  • 経済時評 DXで事業持続へ力尽くせ …先生任
  • 広告索引/編集後記

過去の記事

連載 水を伝える
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