水道公論
水道公論 2020年7月号
表紙の人 東京都市大学 建築都市デザイン学部 都市工学科 教授 長岡裕 氏
今号の表紙の人に聞くでは、膜ろ過や管路、広報などの幅広い研究を行うと同時に、数多くの公的機関・団体の委員を歴任、さらには水を語る会の幹事長、下水道広報プラットホームの会長を務めるなど、多彩な活動を展開している東京都市大学の長岡教授にご登場いただき、上下水道を取り巻く課題への対応、広報のあり方などをお聞きした。長岡教授は最大の課題は“ヒト”の問題だとして、官民の役割分担を議論する必要性を訴えたほか、明確な目的を持った広報を行うよう主張した。
長岡 裕(ながおか・ひろし)氏 プロフィール
1988(昭和63)年東京大学大学院工学系研究科博士課程修了、同年東京大学工学部助手、1990(平成2)年武蔵工業大学工学部講師、1995(平成7)年同助教授、2006(平成18)年同教授。2009(平成21)年4月大学名称の変更により東京都市大学工学部教授、2020(令和2)年4月に学部・学科名の名称変更等により同建築都市デザイン学部教授。趣味の一つは競馬。夢は日本産の競走馬、できれば日本人騎手で凱旋門賞に勝利すること。座右の銘は特にないが、行動原理は「人を嫌な気持ちにさせないようにすること」。可能な限り委員会等の依頼は断らないようにしているが、中には重い内容の委員会等もあるとか。1959(昭和34)年生まれ。
7月号目次
■グラビア
・こうろん 改めて衛生を考えよう …幹太
・日本水環境学会 COVID-19タスクフォースを設立
・持続する水道へ連携や支援を推進
・魅力あふれる地域のマンホール
・給水管の耐震化進む
・インフラメンテナンスに活用を
・マンスリーフラッシュ
■表紙の人に聞く
・最大の課題は“ヒト” 官民の役割分担 議論を…長岡裕氏
■記者座談会
強靱化に向けた雨対策の推進
■逆転の思想 下水の冷凍保存…亀田泰武
■世界に貢献する日本の力~JICA専門家の活躍~
(最終回) 連載終了にあたって …松本重行
■不定期連載 米国における水処理の最新動向 第6回
アビリーン市ハンビィ水再生場 …池端慶祐
■シリーズ 海外水ビジネスの要点を探る⑮
ベトナムで水PPPビジネスを成功させる戦略…鈴木康二
■コラム 海外水ビジネスの眼
ドイツの水ビジネス事情 …K・Y
■海外市場獲得の新機軸 …水道公論部
■海外短信 わが友、ピニット君のこと…齋藤博康
■技術評論 ニューノーマル …一水四見
■詳報
早稲田大学水循環システム研究所シンポジウム
「上下水道の官民連携と災害」
■特集
災害拠点病院における緊急時の給水確保に向けて
■特別寄稿
水道料金減免と水道財政への影響について考える…一柳善郎
■調査報告 日本の列車トイレの歴史 …清水洽
■余話様々・虚無恬淡 第71回
新型コロナウイルスとの闘い …杉戸大作
■Finder~技術者の視点から~
到達目標 …中里卓治
■「下水道技術士」への道(21)…下水道技術士試験研究会
■下を向いて歩けば 第六十七回
小学生と桜と花咲爺 …垣下嘉徳
・経済時評 長生きするためには …真保秀幸
・公論ダイジェスト
・広告索引/編集後記
◆ 表紙バック写真 東京都市大学世田谷キャンパスのSAKURA CENTER