水道公論

水道公論 2019年05月号

水道公論2019年5月号

表紙の人 秀島敏行・佐賀市長

市民の「当たり前」を支えるために 地域の将来を見据え新たな発想を形に

有明海から脊振山地までを縦断する広い佐賀平野を擁し、佐賀県の経済・行政の中心地である佐賀市。平成28年熊本地震の教訓を反映させた「経営戦略」を策定し、耐震化を進めつつ更新を平準化している一方、資源の有効利用を図るバイオマス産業都市構想も積極的に展開している。市民の当たり前の生活を守りつつ、次代への取り組みも進めるための方策とは――上下水道職員を務めた経験を持ち、水に造詣の深いリーダーでもある秀島市長にお話を聞いた・・・

秀島 敏行(ひでしま・としゆき)氏 プロフィール

 熊本大学法文学部(現法学部)卒業後、昭和41年に佐賀市役所に入庁。55年から下水道課に7年間在籍したほか、平成11年からは水道局長なども務め、17年に佐賀市長に初当選。現在四期目。軽スポーツとして地域の人たちとともに行うバドミントンやバレーボールなどを楽しむほか、健康づくりを市民に勧めるために始めた気功には四半世紀、毎日取り組んでいるという。座右の銘は信念をもってことを行えば形になる、という意味の「為せば成る為さねばならぬ何事も為さぬは人の情けなりけり」。愛読書は江戸時代の儒者、佐藤一斎が後半生の四十余年にわたってその生き方をまとめた「言志四録」。謙虚におごらずに生きていくことを自らの鑑にしている。その厳しくも温かいまなざしは市民や職員を守り、未来へと導く覚悟をも感じさせる。昭和17年7月生まれの76歳。

5月号目次

■グラビア
・こうろん フォルミディウム・オータムナーレ
・新しい時代に多様な連携が
・改築補助巡り 要望・審議
・海外で様々な取組み
・民間技術で管路を強靭化
・新技術が続々登場
・マンスリーフラッシュ
■表紙の人に聞く
・市民の「当たり前」を支えるために ・・・秀島敏行氏
■記者座談会 熊本地震から3年~震災対応のあり方を考える~
■逆転の思想 後悔の深さ ・・・亀田泰武
■特別企画:水処理工学の基礎・下巻発刊記念対談
最高峰の水処理に係る知見がまとまる ・・・丹保憲仁氏/小笠原紘一氏
■不定期連載 第3回 米国の上下水道におけるオゾンの採用動向
アナハイム市リナイン浄水場 ・・・池端慶祐
■世界に貢献する日本の力~JICA専門家の活躍~(17)南アフリカ共和国 ・・・丸山伸孝
■技術評論 ガス導管と水道管 ・・・春夏秋冬
■特別シリーズ 海外水ビジネスの要点を探る⑤
海外の水道事業は本当に再公営化に向かっているのか ・・・吉村和就
■海外水ビジネスの眼 温暖化問題の再認識を ・・・笛吹童子
■短期連載 一枚の図面から(後篇) ・・・松岡隆文
■短期集中連載 水道の7不思議(最終回) ・・・水道事業活性化懇話会
■「下水道技術士」への道(7) ・・・下水道技術士試験研究会
■公論交差点 水循環基本法関連個別法改正の促進
改正水道法と今後の水道事業 その1 ・・・多田純治
■余話様々・虚無恬淡 第59回 飲める水道水の実現と途上国研修 ・・・齋藤博康
■水道人物伝① 小河内貯水池と有名・無名人 ・・・山田弘
■下を向いて歩けば 第五十三回 床の間にマンホール蓋!? ・・・垣下嘉徳
・経済時評 鉄蓋のJIS抜本改正 ・・・竹林虎太郎
・公論ダイジェスト
・広告索引/編集後記
◆表紙バック写真 嘉瀬川の河川敷で行われるバルーンフェスタ

記者座談会 熊本地震から3年~震災対応のあり方を考える~

平成28年4月に熊本地震が発生してから約3年が経過した。同地震はプッシュ型支援が適用された初めてのケースであり、応援の派遣・受入を巡っては水面下で活発な調整が行われた。当時、現場の最前線で取材した記者に集まってもらい、当時の状況を振り返りつつ、その後の取材で得られた情報も併せて、今後求められる震災対応のあり方について語りあってもらった・・・

経済時評 鉄蓋のJIS抜本改正

下水道用マンホール蓋の日本工業規格(JIS A 5506)が昨年12月に改正された。日本工業標準調査会の審議を経て23年振りの抜本的な改正となっている。下水道用鉄蓋としては、日本下水道協会規格(G-4)が先行していたが、今回JIS規格との整合性が図られ、ダブルスタンダードが解消された。全国の地方公共団体に向け改正JISの周知を図り、リスクの高い老朽化蓋の早期改築や適切な維持管理の向上が一層求められる・・・

 

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