水道業界EXPO ’22

月島機械グループ
(月島機械・月島テクノメンテサービス)

排水処理設備のライフサイクルコスト低減に

グループ全体でノウハウ発揮

■排水処理設備の更新に貢献

 浄水場の排水処理設備は、他の場内設備に比べ更新が後回しとなり、耐用年数の過ぎた脱水機を継続使用する場合があり、さらに事業体側の技術職員が減少してきていることから、民間ノウハウを活用するDBあるいはDBOで更新を手がけるケースが増えてきています。
 その中で、月島テクノメンテサービスを含めた月島機械グループとして、維持管理までのライフサイクルコスト(LCC)の低減を図るソリューションを提案しています。その際に最新製品として一押ししているのが、非油圧式コンパクト脱水機「DCフィルタ」であり、新型水没クラリファイヤ「コンパクトブル」です。

■コンパクト脱水機「DCフィルタ」

 浄水場の汚泥処理に使われる加圧脱水機ですが、本製品はシンプル化やコンパクト化を追求しました。例えば、電動シリンダーによる締付機構をネジ式に変更してシンプルかつ軽量化を図りましたし、脱水ケーキの排出を2段階機構にすることでろ室を開くスペースが半減して装置の長さ(機長)を大幅短縮、軽量化を実現しました。
 当社グループが参画する尾張西部浄水場や犬山浄水場のPFI事業でも活用し、脱水機棟の延べ床面積の縮減につながり、LCCの低減に寄与しています。PFI事業などであれば、月島機械が設計建設、月島テクノメンテサービスが運転管理・維持管理を担い、グループ全体でノウハウをフィードバックさせながら、施設の実情に応じた提案を行っているところです。

■新型水没クラリファイヤ「コンパクトブル」

 沈殿池の底に堆積したスラッジをかき寄せる水没クラリファイヤですが、全国各地で1300台以上ご活用いただいており、更新時期を迎えています。そこで、加圧脱水機と同様、シンプル化やコンパクト化、そして維持管理性の向上を実現させたのが新型の「コンパクトブル」です。従来型はクラリファイヤを躯体両端のワイヤーロープ2本で引いていたのを、新型はレールを中央に配置することでワイヤーロープ1本で引くようにして、駆動機構など部品点数の削減、躯体側の基礎工事の低減ならびに工期短縮を実現させました。イニシャルコストだけではなく、その後の維持管理費、電力費を大幅削減でき、LCCも低減するため、近年受注が相次いでいます。
 コンパクトですから、躯体形状に合わせて柔軟に設計できますし、軽量で低重心ですから、地震等の揺れに対する強靱性も増しています。部品点数が少ないことから維持管理性も向上しており、当社グループとして提案を進めているところです。

■シンプルかつコンパクト化で排水処理設備の開発に注力

 両製品に限らず、シンプルかつ軽量化、コンパクト化は、LCCの観点から最も求められているニーズだと思います。DB、DBOなどで当社グループとして積極提案していくとともに、排水処理設備に強みを持つメーカーグループとして新製品開発、多様なソリューション提案に今後も注力していく所存です。

ギャラリー(画像はクリックで拡大表示されます)

出展企業一覧

企業名をクリックして詳細情報をご確認ください。

連載 水を伝える
連載 水を伝える
ページの先頭に戻る