水道業界EXPO ’22

日本エンヂニヤ株式会社

配水池内部に緊急遮断弁の設置を可能に

水中型緊急遮水システム「NCSシリーズ」

 地震等の災害が発生した際、配水池からの水の流出を防いで飲料水や消火用水を確保するため、緊急遮断弁の設置が全国的に進められています。しかし、配水池の周囲にピットの設置に適した用地がないなどの理由から、緊急遮断弁の設置が困難であった事業体さんから、「なんとか緊急遮断弁を設置したいのだが、何かよい技術はないか」といったお問い合わせを当社が受けるようになってきました。
 そのようなご要望に応えるため、当社では配水池内に設置できる水中型緊急遮水システム「NCSシリーズ」を開発しました。
 NCSは、設置のための新たな用地の確保が必要なく、付帯工事も少ないのが特徴です。ピットを築造するコストも時間も不要になるため、イニシャルコスト削減と工期短縮を実現します。遮断弁の設置に関しては、およそ2日で完了します。
 標準の口径はφ75~300mmですが、ご要望に応じて小さいものでφ50mm、大きいものではφ600mmにまで対応することが可能です。
 せっかくの貯水を捨てたくないというご意見にも対応し、配水池の供用状況下で専門のダイバーが遮断弁を設置することもできます
。  地震時に停電が発生した際にも、電気二重層キャパシタを採用しているため、キャパシタの蓄電を活用して制御盤による制御を継続することができます。
 遮断弁の動作条件は、地震や過大流量、低水位を組み合わせた8通りの中からダイヤルスイッチで設定できます。8通りの切替項目は事業体さんのご意見を踏まえたものとなっており、地震+過大流量で半閉かつ地震+低水位で全閉といった細かい制御を行うことができます。
 昨年度の事例として、緊急遮断弁の更新の際にご採用いただいた例があります。その事業体さんでは、緊急遮断弁を更新するために検討されたところ、既設の緊急遮断弁の周囲に新たな緊急遮断弁の設置に適したバイパス管がなく、既存のピットも非常に狭かったことで、隘路に陥っておられました。そのような中、当社のNCSの情報をお知りになられて、他の手法とのコスト比較も行われまして、ご採用をいただきました。
 当社は、創業の当初から電気工事を生業としておりますので、この分野でも経験・ノウハウも多く有しています。現場の条件はさまざまかと思いますが、当社にご相談をいただけましたら、こうした経験・ノウハウに基づいて検討をさせていただきますので、今後ともよろしくお願い申し上げます。

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