水道業界EXPO ’21EXTRA

日本エンヂニヤ株式会社

「つまらない」取水装置が負担を軽減

WSSウォータースクリーン

■大変な水源清掃から解放

 取水口の清掃は、慣れた方でも1〜2時間かかるような負担の大きい作業です。特に落葉シーズンは流れてきた落ち葉が取水口に頻繁につまり、山奥の取水口へ昼夜を問わず駆けつけ清掃しなくてはならないようなことがあります。
 こうした作業を楽にして欲しいとのご要望にお応えして当社が開発した、「つまらない」取水装置「WSSウォータースクリーン」を開発した経緯についてお話しします。
 電気計装設備等の工事や保守・点検を行っている当社に、取水口の管理の手間を減らしたいというご相談をいただいたのは、今から20年以上前です。それまでスクリーンを製作した経験はなかったため、試作品を実際の堰堤に設置して役場の方に助言をいただきながら、実測結果も踏まえてスクリーンの傾斜角や目幅・本体の形状等試行錯誤を繰り返し、数年かけて「WSSウォータースクリーン」を完成させました。
 完成品の設置後は、開発に携わった役場の方に「取水口清掃の大変な作業から解放された」とお喜びの声をいただき、その方が近隣の自治体に紹介した結果、複数の自治体から採用をいただくことになりました。
 その後、「川が増水して危なくて清掃できないときにも取水停止がなくなった」等、評判はさらに広がっていきました。また、WSSによる背面取水に切り替えたことにより、「沈砂池の清掃頻度が少なくなった」と、当初、私たちが予想しなかったメリットが発揮される現場も出てきました。
 WSSは、動力を必要とせず、維持管理は、表面に付着した汚れを時々ブラシで洗う程度といったように、シンプルな構造の製品となっております。一方で、現場からのご意見を基にして今も常に改良に努めている、「つまらない」けど奥が深い製品でもあります。

■大型WSSも販売開始

 従来のWSSは、取水能力で言いますと1台あたり100〜1500㎥/日に対応しています。
 しかし、この標準サイズより小さいものあるいは大きなWSSへのご要望が増えてきたことを踏まえ、25㎥/日の小型WSS(水道新聞昨年11月1日号に掲載)、および5000㎥/日の大型WSSを開発しました。大型WSSは、従来のWSSを横に数台並べる場合と比べて設置コストを縮減できます。

■配水池内に設置する緊急遮断弁

 「緊急遮断弁を設置したいが設置スペースがない」というご意見に対応して、「緊急遮水システム」も開発しました。
 当社では、過去に水没シリンダー遮水システムを販売していましたが、最近、「販売してほしい」というお問い合わせが増えてきたため、新たに電気二重層キャパシタを採用した緊急遮水システムを開発しました。
 水中型緊急遮水システム「NCS」シリーズは、遮断弁を配水池内に設置することによりピットを不要とし据え付けも簡単にして、イニシャルコスト低減を可能にしています。
 配水池が貯水状態でもダイバーによる設置が可能です。
 遮断弁の動作条件は、地震や過大流量、低水位を組み合わせた8通りの中からダイヤルスイッチで設定できます。

ギャラリー(画像はクリックで拡大表示されます)

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