水道業界EXPO ’21EXTRA

株式会社 栗本鐵工所

キーワード
  • 管路更新
  • 耐震化
  • DB方式
  • ICT

管路DBで完工 経験生かして更新事業を推進したい

設計から施工、維持管理までを官民連携で

■奈良県広陵町で管路DB(設計・施工一括方式)初の完工

 老朽化した管路が年を追うごとに増加している一方で、事業体の職員数の減少が続いており、更新需要はあるものの更新をなかなか進められないというお話をよく聞きます。
 弊社ではこうした課題の解決策の一つとして、事業体、地元企業、そして管材メーカーの弊社が連携することにより管路更新に伴う負荷を軽減し、そのことで管路更新量増大を目指す「管路DB(設計・施工一括方式)」のご採用を提案しています。
 管路DBの受託実績は現在5件。うち奈良県広陵町において昨年6月、弊社として初の完工に至りました。全国的にも管路DBの完工事例が少ない中、まもなくオンラインで開催される日本水道協会主催の水道研究発表会の場で本件について詳細に報告いたします。弊社としましても初めての試みでしたので不安な部分もありましたが、無事に完工したことで、とても良い経験を積むことができました。

■管路DBへの取り組み姿勢

 弊社では、管路DBを成功させるには事業体および地元企業と連携することが欠かせないと考えています。今回の広陵町の事例は、事業体および地元を熟知したコンサルタント・施工企業との協業により、きめ細やかな住民対応、設計段階からの試掘による設計手戻りの削減、既設管路輻輳を考慮した施工箇所の設定などを実現しました。
 特に今回の事業では、町の給水量の8割以上を担う最重要幹線の耐震化工事が含まれることから、役所との連携、地元の方々への周知等、細心の注意を払いました。
 複数年発注となる管路DB事業の導入により、従来の単年度発注における閑散期に工事を行うことで、結果的に事業量の増加につながります。また、こうした事業平準化は地元企業における安定雇用の機会創出にもつながり、事業体にとっても地元における技術力の確保や災害対応等の面でメリットが大きいことなどを、今回の完工事例やこれまでの経験も踏まえてご提案させていただきます。

■ソリューション事業の拡充

 水道管工事施工管理システム「Photoruction Water」はIT・サービス系企業、そして管材メーカーである弊社を含めた3社にて共同で運営・開発を行っております。本システムは、配管日報や配管詳細図といった水道管工事に特化したツールです。写真台帳自動作成機能や複数書類間の項目連動機能等が書類作成の手間を大きく低減します。発注者側においても、施工者がサーバにアップロードした工事書類や現場写真をすぐにチェックできるため、作業の効率化にもつながります。
 また、弊社は永年にわたり上水道、下水道、農業用水および工業用水の分野において蓄積してまいりましたさまざまな技術・ノウハウを生かし、管路の調査、診断、点検、企画、設計、施工、維持管理、更生など幅広いソリューションを提供する会社として「クリモトパイプエンジニアリング」を2018年に設立いたしました。
 同社との連携や、水道管施工管理システムの継続的な改良などを行うことで、管路DB事業の業務推進等に努めてまいります。

ギャラリー(画像はクリックで拡大表示されます)

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