
株式会社 クボタケミックス
キーワード- 高密度ポリエチレン管1種二層管
- 高密度ポリエチレン管1種管ブルー
- EF接合と冷間継手が可能
- 高密度PE原材料(PE100)の管性能を持つ
- 給水管の耐震化と強靭化に大きく貢献
給水管の耐震化へ注力
給水用高密度ポリエチレン管(1種二層管・1種管ブルー)
■顧客ニーズに対応
給水管の耐震化へのニーズが急速に高まっていることを受け、原材料を水道配水用ポリエチレン(HPPE)管 と同様のPE100にグレードアップさせた「水道給水用高密度ポリエチレン管1種二層管」および「水道給水用高密度ポリエチレン管1種管ブルー」を製品化しました。
1種二層管の外層には従来品同様のカーボンブラックを配合しており、管色を変更せずにPE100へ切り替えられます。また、1種管ブルーはこれまで配ポリ管を採用してきた事業体にとっては慣れ親しまれた色で、配水から給水まで同一色での一体管路を構築できます。
■従来管と同外径で
両製品とも給水管として広く全国で普及しているJIS規格品(K6762)の1種二層管と外径・厚さ・内径が同じであることが最大の特長で、設計積算価格も同額としました。その上で、短期強度(引っ張り降伏強さ)と長期強度(内圧クリープ試験の円周応力)は従来のPE50と比べて2倍以上を実現し、配ポリ管と同様の耐震強度を有するほか、耐灯油浸透性も高いことが確認されており、同一コストでより高性能な給水管を採用することができます。
接合はEF(電気融着)および金属継手の二つの方法が選択できます。EF接合は配水管から給水管までの一体管路を構築でき、コスト縮減にも貢献します。加えて金属継手や分水栓などは従来のものが使用できますので、漏水等の緊急時にも迅速に対応が可能です。
■積極的な展開図る
全国各地で自然災害が頻発し、甚大な被害も発生している昨今ですが、先行している配水管路と同レベルの高い耐震性や100年先を見据えた長寿命性、更新・補修や災害時の緊急復旧などにも力を発揮する給水管であると自負しています。日本水道協会の認証登録品となったこともあり、昨年4月の本格販売以後、引き合いも増え、現在では100を超える事業体で採用のご了承をいただいております。
コロナ禍により展示会の開催が少なく残念ですが、さまざまな機会を捉えてPR活動を展開しています。ご希望があればお伺いし、キャンペーンカーによるデモンストレーションや講習会を実施し、当社の考える耐震管路について実感していただいております。
パイプは、呼び径13、20、25、30、40の直管およびコイル管を、EF継手は、呼び径20、25、30をラインナップしております。夏頃には呼び径40のEF継手と呼び径50の直管が追加される予定です。今後もお客様のニーズにお応えし、順次品揃えを拡充していきたいと考えております。
ギャラリー(画像はクリックで拡大表示されます)
関連記事
出展団体一覧
企業名をクリックして詳細情報をご確認ください。