水道公論

水道公論 2020年5月号

表紙の人 河村明・東京都立大学大学院都市環境科学研究科教授

数百年スパンの長い目で 氾濫許容する政策に転換

 近年、気候変動の影響と思われる豪雨が多発すると同時に、健全な水循環の形成が進んでいるとは言い難い中、これらの分野に造詣の深い東京都立大学の河村教授に、現状認識と今後の展開をお聞きした。河村教授は数百年の視野に立った政策の推進をはじめ、東京都内における湧水の復活に向けた地下水揚水量の削減、さらには宇宙を含む森羅万象の構造を踏まえた事象への対応など、多様かつ幅広い提言を行った。

河村 明(かわむら・あきら)氏 プロフィール

 熊本大学工学部環境建設工学科、九州大学大学院工学研究科修士課程・博士後期課程、同大学助手・助教授などを経て、平成16年10月に東京都立大学大学院工学研究科教授に就任。令和2年4月より大学名称の変更に伴い現職。水文・水資源学会の副会長、理事、編集出版委員長、総務委員長などを歴任し現在は監事を務めるほか、土木学会の地球環境委員会委員長も務める。趣味は「特になく、強いて言えば留学生のゼミ」というが、九州大学時時代にはボディビルディングや社交ダンスに挑戦、熊本大学時代は少林寺拳法部統制長も務め、学会で「踊る水文学者」と呼ばれた一面も。愛読書は「カオス―新しい科学をつくる」(ジェイムズ・グリック著)。昭和30年12月生まれ。

5月号目次

■グラビア

・こうろん コロナ禍と水道危機管理 …知水拓水
・新型コロナウイルス感染拡大 各所で対応急ぐ
・持続へ向けて経営手法の検討進む
・ノウハウ生かし 効率化を模索
・技術最前線 日鉄P&E、富田林市・YONE、アクアインテック
・マンスリーフラッシュ

■表紙の人に聞く

・数百年スパンの長い目で
 氾濫許容する政策に転換 …河村 明氏

■記者座談会
 コロナウイルスと事業継続

■逆転の思想 ITで山間地域救済を …亀田泰武

■水コン協主催座談会
 水道法改正とコンサルタントの役割 -後編-

■世界に貢献する日本の力~JICA専門家の活躍~
  インドネシア共和国 …河合 寿

■技術評論
 地球は温暖化しているの? …温故知新

■シリーズ
 海外水ビジネスの要点を探る⑬
 国際開発金融機関(MDBs)について 第1回…工藤克典

■コラム 海外水ビジネスの眼
 EXITのいろいろな意味 …NY

■公論交差点
 軽き者の儀-忠臣蔵に見る下級武士の悲哀…齋藤博康

■余話様々・虚無恬淡 第69回
 「もったいない時代」の再来 …杉戸 大作

■「下水道技術士」への道(19)…下水道技術士試験研究会

■Finder~技術者の視点から~㉛
 新入職員 …中里卓治

■下を向いて歩けば 第六十五回
 秦野市水道130年 …垣下嘉徳

■海外短信 イスラム女性の服装 …齋藤博康
・経済時評 経済復活へシナリオを …真保秀幸
・公論ダイジェスト
・広告索引/編集後記


◆ 表紙バック写真 堤外地に違法に住居が建設されていることに衝撃を受けたフィリピンのマンガハン放水路

 

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